- 技術士試験を受けたいけど、どの部門で受ければいいか分からない
- 衛生工学部門の試験内容が知りたい
- 衛生工学部門を受けるならどうやって勉強すれば良い?
技術士は多くの部門がありますので、このような疑問を思ってしまいますよね。
そこで、本記事では衛生工学部門の技術士・技術士試験について解説します。
部門選びや、試験を受ける場合の勉強方針決定の参考にしてください
技術士衛生工学部門の概要
概要
衛生工学部門は、その名の通り衛生を守る部門です。
最もイメージしやすく、また割合としても大きいのは水ですね。
私たちは当たり前のように水を使っていますが、この綺麗な水も高度な浄水技術があってこそ使用できるわけです。
蛇口をひねれば当然のように綺麗な水が出てきますが、これも衛生工学があってこそです。
他の部門も同じですが、衛生工学部門は皆さんの生活を縁の下の力持ちとして支えているのです。
仕事内容
衛生工学部門の技術士の仕事内容の例を紹介します。
- 水処理施設などで水の衛生管理に携わる
- 排水処理システムなどを扱う会社に技術専門家として勤める
このほか、技術士の仕事としてはこちらの資料が分かりやすいので紹介します。
技術士って? ~これが技術士の世界~
メリット
衛生工学部門の技術士を取得することで、「上司や同僚、取引先からの信頼が得られる」「収入アップに繋がる」「実力が向上する」などのメリットが得られます。
技術士を取得することのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
技術士を取得するメリットとデメリット【体験談あり】
課題
他の部門と同じく、衛生工学部門は技術士の人数が少ないという課題を抱えています。
「技術士だから出来るようになる仕事」という独占業務がないせいか、そもそも大変な勉強をしてまで技術士になろうという方が少ないようです。
また、知名度が十分でないことも要因のひとつと言えるでしょう。
技術士という資格は技術者としての資質向上や倫理観保持のためにも非常に有効なものですので、技術士の知名度を向上させて技術士が増えてもらいたいものです。
技術士衛生工学部門の試験
選択科目の内容
衛生工学部門は以下の3つの選択科目に分類されます。
選択科目 | 選択科目の内容(一部抜粋) |
---|---|
水質管理 | 水質の改善及び管理に関する試験、分析、測定、水処理その他の水質管理に関する事項 |
廃棄物・資源循環 | 廃棄物・資源循環に係る調査、計画、収集運搬、中間処理、最終処分、運営管理、環境リスク制御、環境影響評価その他廃棄物・資源循環に関する事項 |
建築物環境衛生管理 | 生活及び作業環境における冷房、暖房、換気、恒温、超高清浄その他の空気調和及び給排水衛生、照明、消火、音響その他の建築物環境衛生管理に関する事項 |
難易度(合格率)
衛生工学部門の合格率は以下の通りです。
直近の令和3年度で二次試験の合格率を比較すると、
部門全体の合格率が11.6%に対して
衛生工学部門の合格率は10.2%ですから、
衛生工学部門は他の部門と同じく難易度の高い試験であるといえます。
技術士衛生工学部門の勉強方法
過去問
衛生工学部門の過去問は日本技術士会のホームページで公開されています。
おすすめの参考書
衛生工学部門でおすすめできそうな参考書は特に見つかりませんでした。
過去問を解いていくことがメインの対策法となりそうですね。
なお、一次試験の基礎科目や適性科目のおすすめ参考書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめの講座
参考書で専門知識を勉強したうえで必要なのが、二次 筆記試験の対策です。
二次 筆記試験は論文形式の試験ですので「これが正解!」というものがありません。
そのため、試行錯誤しながら自分の論文作成技術を高めていく必要があります。
ただ、その試行錯誤のためには第三者に自分の書いた論文を添削してもらう必要があります。
自分で添削をしようと思ってもなかなか難しく、何回も受験を繰り返して試行錯誤するような形になってしまうでしょう。
何回も受験して貴重な時間を何年も費やしてしまうよりも、講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。
昔は何十万円もするような講座ばかりでしたが、最近はコスパの良い講座も出てきています。
コスパの良い講座を選べば6万円くらいで十分な回数の添削を受けることが出来ます。
こちらの記事でおすすめ講座を紹介していますので、講座選びに迷ったら参考にしてみてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6
迷ったらスタディングかアガルートアカデミーを選んでおけば間違いありません
まとめ
技術士の衛生工学部門について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
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