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【模範解答例】技術士二次 筆記試験 問題Ⅱ-1【A判定 解説付き】

二次 筆記試験

筆記試験の模範解答例を探してるんだけど…

A太郎
A太郎

私が合格したときの解答例を紹介しますね

本記事では、『技術士二次試験 筆記試験 問題Ⅱ-1』の模範解答例を紹介します。
併せて、解答するにあたり必要になるポイントの解説も紹介します。

本記事で模範解答例として紹介するのは、私が実際に技術士試験を受験してA判定を取った解答論文です。
試験の翌日に解答論文の再現をしたので、試験当日に実際に解答したものとは細かい部分が異なるかもしれませんが、内容としては概ね再現出来ているかと思います。

なお、受験部門は『金属部門(表面技術)』になります。
部門の違いはあっても試験に必要になる考え方は同じはずですので、ある程度参考になるはずです。

ぜひ、この解答例を参考にしてみてくださいね。

その他の模範解答例と解答のポイント解説はこちら
模範解答例 問題Ⅰ
模範解答例 問題Ⅱ-2
模範解答例 問題Ⅲ

注意

この問題の出題内容や評価項目は日本技術士会ホームページの「技術士第二次試験受験申込案内」で公開されています。ただ、公開されている内容はなかなかにお堅い表現になっており、分かりにくいところがあるかと思います。

そこで、本ページでは出来るだけかみ砕いて分かりやすく表現するようにしています。
一方で、見る人によっては「説明が足りないのでは?表現がおかしいのでは?」と思われる可能性もあると思います。

また、あくまでも私の解釈であり、「試験管の真意は絶対こうだ、間違いない」というものではありません。
試験対策は人それぞれですので、参考にできるところは参考にするというスタンスでお読みください。

模範解答例(A評価)

さっそく模範解答を紹介します。

令和元年度二次試験 (金属部門表面技術) 問題Ⅱ-1

<問題文>
真空技術を利用した成膜法について1つ挙げ、原理、技術的特徴、実用上の注意点を述べよ。

<A判定 解答例>
真空技術を利用した成膜法であるスパッタリングについて以下に記載する。

1.調査、検討すべき事項とその内容
(a)配線の材質:形成が必要な膜の材質調査は必須である。湿式めっきの場合、成膜が容易な材質や困難な材質が存在し、また、成膜可能だとしてもその成膜パラメータは膜の材質により変わるからである。
(b)配線の厚さ:配線形成に必要な膜の厚さにより、適用すべき湿式めっきの種類が変わる。例えば、ある程度以上の厚みが必要であれば電解めっきが適し、逆に膜厚は薄く高精度な膜厚制御が必要であれば無電解めっきが適する。
(c)基板のサイズ:湿式めっきの場合、基板を処理液に浸漬する必要がある。基板のサイズにより必要となる浴槽のサイズが異なるため、基板サイズの調査が必要である。
(d)モジュール基板の使用環境:実際の使用環境を調査し、その環境でも不良の発生しない膜とする必要がある。例えば、基板上に膜を形成するという性質上、温度変化のある環境では基板と膜の熱膨張率の違いから膜には熱応力が生じる。熱応力が生じても回路が断線などの不良が発生しない膜厚や材質の設計が必要である。

2.業務遂行手順(留意点、工夫点含む)
 業務の遂行手順を以下に記載する。
①調査を実施し、要求事項をまとめる。この時、現在の生産方法や特性等も併せて調査しておくと、開発完了時にレビューしやすい。
②得られた要求事項を基に、適用するめっきの方針を決定する。例えば、必要な膜厚や材質にで電解めっきか無電解めっきかを決める。
③決定した方針を基に、細かな生産におけるパラメータを調整しながら試作及び評価を行う。この時、1条件ずつ試作・評価を繰り返すのではなく、複数の条件でまとめて試作・評価を行うことで、生産パラメータと得られる特性のそう考えられやすくなり、効率的に開発が進められる。
④③の結果から最終的な生産条件を決定し、その結果生産された物が要求事項を満たしているか確認する。要求事項を満たしていれば、既存の物との比較等のレビューを行い、開発を完了する。

3.関係者との調整方策
・試作段階における方策:開発活動において、実験用の生産装置・ラインの有無に関わらず、実際の製品の生産装置・ラインを使用する必要がある時が必ずある。その際には製品の生産に大きな影響を与えないよう、実施時期や実施者等について生産担当者等の関係者と事前によく打ち合わせておく。
・開発完了後における方策:開発した生産技術をスムーズに現場に伝達できるよう、手順書等を十分に整備し、必要であれば時間を確保して教育の機会を設ける。

解説

非常にシンプルな出題です。
問題Ⅱ-1はこの形が基本となっていますので、様々な専門用語についてこの形で解答できるように練習しておけば、比較的簡単にA判定がもらえると思います。

解答するにあたっていくつかポイントがありますので、それぞれ具体的に解説していきます。

解答例のポイント

題意に沿った解答であること その1

この問題では「真空技術を利用した成膜法」について問われています。

解答事例ではスパッタリングについて記載していますが、「真空技術を利用した成膜法」であれば何でも構いません。
例えば蒸着やCVDについて記載しても可です。

逆に「真空技術を利用した成膜法」でないもの、例えば湿式めっき等について解答してしまうと題意に沿っていないということでC判定となってしまいます。

出題をよく見て、どの手法について記載すれば題意に沿った解答となるか適切に判断する必要があります。

題意に沿った解答であること その2

この問題では「原理、技術的特徴、実用上の注意点」の3つを問われています。
ですので、解答にはこの3つを漏れなく記載する必要があります。

どれかひとつでも抜けがあればC判定となってしまうでしょう。

さらに言えば「原理、技術的特徴、実用上の注意点」はそれぞれ同程度の分量、あるいは原理がやや多め程度の分量で記載することが望ましいです。
例えば、原理と技術的特徴を24行書いておきながら実用上の注意点は1行だけちょろっと書くといった解答をしてしまうと、実用上の注意点に関する専門的学識が不十分であると判断されかねません。バランスよく解答する練習をしておくと良いでしょう。

なお、解答例では漏れがないように、かつ読みやすい解答となるように見出しをつけています。
この見出しをつけるというテクニックは非常におすすめです。

見出しを付けることで採点者に対して
「原理はここに書いてますよ」
「技術的特徴はここに書いてますよ」
と伝えることが出来ますので、読みやすいという効果に加えて見落とされにくいという効果が期待できます。

『原理』を記載するときはモデル図を使う

この問題では成膜法の原理を記載する必要があるのですが、わずかな文字数で専門技術の原理をわかりやすく適切に説明するのは正直無理があるというのが私の意見です。

採点者も専門家ですから文章だけでも理解できることがほとんどでしょうし、実際文章のみでA判定をもらえるケースも多くあるようです。
しかし、科学技術は非常に幅広い分野がありますので、やや専門外の方に採点されて採点が厳しくなる可能性も捨てきれません。

そこで役に立つのがモデル図です。
文字だけでは分かりにくい原理も図を記載することで一気に分かりやすくなります。
試験のルール上モデル図を記載することは認められている行為ですので、私はモデル図を解答に記載することを強くおすすめしています。

『技術的特徴』はその技術の長所を書くのがおすすめ

技術的特徴の項目は、その技術の長所を書いておくと良いかと思います。
その際にはひとつの要素に関することばかり記載せずに、幅広い視点から長所を記載することが望ましいです。

例えば解答例では、「膜の密着強度」「膜厚制御」「化合物膜形成の容易さ」「環境にやさしい」というように多様な視点から長所を記載しています。
文章で記載しても良いのですが、幅広く長所を網羅するために箇条書きで記載することをおすすめしています。

なお、多様な視点でと記載しましたが、経済的な特徴は記載するべきか判断が分かれるところかと思います。
例えば、処理が容易で工賃が安く済むといったことなどについては、個人的には経済面も技術的特徴のひとつの要素であると考えています。
しかし、技術士試験ではどのように捉えられているか分かりませんので、ここは文面を素直に受け取り経済的な特徴は避けておくのが無難かと考えます。

『実用上の注意点』はその技術の短所もしくは実用上の注意点をそのまま書く

技術的特徴で長所を記載したのと反対に、ここでは短所となることを記載しています。

ここでも箇条書きを用いても問題はありませんが、あまり多用しすぎても助長な雰囲気が出てしまうかなと考え解答例では文章で記載しています。
このあたりは読みやすさを考えて書き方を工夫してもらえれば良いかと思います。

なお、解答例では触れていませんが、「実用上の注意点」をそのまま記載しても良いかもしれません。

スパッタリングを例にすると
「ターゲット材料は成膜とともに徐々に消耗し、スパッタレート(成膜速度)が変化してしまう。そのため、定期的にターゲットを新品の物に交換するなど適切な維持管理が必要となる」
といった内容です。
解答例でもA判定はもらえていますが、こちらの方が題意には沿っているかもしれません。

全体的なこと(出題傾向と評価項目)

選択科目についての専門知識を問われる問題です。
出題内容としてはシンプルで、例えば「○○について原理、技術的特徴、実用上の注意点を述べよ」といった出題がされます。稀に変化球として「○○と△△について、それぞれを比較しながら原理、技術的特徴、実用上の注意点を述べよ」といった出題等もされますが、基本的に専門用語(キーワード)について説明せよという問題が出題されます。

この問題で評価される項目として「専門的学識」「コミュニケーション」が挙げられています。
かみ砕いて説明すると、「技術的な専門用語についてちゃんと知っていますか?(専門的学識)」「分かりやすく説明できますか?(コミュニケーション)」といったことが評価されます。

自分の論文を合格レベルまで引き上げるために

ここまでの内容で、模範解答例と解説をまとめました。
次は実際に解答論文を作っていきましょう。

「解答論文を作成」⇒「添削」⇒「修正して作成」⇒「添削」と繰り返すことで、
合格レベルの解答論文が作成出来るように自分を鍛え上げます。

正直なところ、ここが一番時間が掛かるメインのところです。
そして技術士試験を対策する上で一番重要なステップなのですが大きな難題があります。

それは添削をどうするか?ということです。

情報収集して解答論文を作成することは自分で出来ます。しかし、

解答論文が合格点に達しているか?
どのように修正すれば良いか?

これらは自分では判断できない部分です。

解答論文の添削は超重要です

超重要なのにそれが自分では出来ないわけ?

よほどのセンスがなければ自分での添削は難しいでしょう

本サイトで試験対策情報を発信していますが、添削の方法だけはどうにも対応出来ません。

私自身が皆さんの添削に協力出来れば良いのですが、現状は趣味で情報発信を行っている程度ですのでそれも時間的に現実的ではありません。

ということで、本サイトでは添削は有料講座に託すことにしました。

少し前までは10万円以上、数十万円というような講座が多かったですが、
今では5~6万円程度で十分な添削が受けられる講座も出てきています。

ちゃんと講座を選べばそこまで高い費用でもないので、講座を受講して添削してもらうようにしてください。

以下の記事で添削サービスに重きを置いた講座をまとめておきました。
どの講座を選べば良いか分からないという方は参考にしてみてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6【徹底比較】

A太郎
A太郎

迷ったらスタディングアガルートアカデミーを選んでおけば大丈夫です

まとめ

本記事では問題Ⅱ-1の模範解答例を紹介し、併せて解答のポイントについて解説しました。

模範解答だけでなく、その解答を書くに至るポイントも含めてまとめましたので
部門が違う方にとってもある程度の参考にはなるかなと思います。

一方で、ここで紹介したポイントをしっかり活用できているかはきちんと確認しておく必要があります。
自分で書いた解答論文が合格点に至っているかは自分ではなかなか評価出来ませんので、必ず同じ会社の技術士や技術士対策講座の講師に添削してもらうようにしてください。

まだ講座を決めていないという方はこちらの記事を参考にしてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6【徹底比較】

この記事を書いた人
A太郎

技術士(金属部門)
 
『技術士試験』に対して戦略的に対策を行い、一次試験・二次試験ともに一発合格
 
そのほか『ものづくり補助金』や『県の助成事業』などでも採択実績を持ち、用途に応じた論文作成を得意とする
 
共に切磋琢磨できる技術士仲間を増やすため自分の使った戦略を発信中
 
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