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技術士口頭試験で聞かれる継続研鑽をわかりやすく解説!

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技術士試験で確認される「継続研鑽」ってなに?

A太郎
A太郎

こんにちは!技術士のA太郎です。
本記事では、継続研鑽について説明していきます。

継続研鑽といわれでもちょっとわかりにくくないですか?
・技術士試験で確認される「継続研鑽」ってどんなもの?
・試験ではどのように出題される?
・「継続研鑽」について聞かれたらどのように回答すれば良い?
など、いろいろと疑問がありますよね。

この「継続研鑽」の能力は口頭試験で確認されるので、
口頭試験の対策中の方はきっちりと理解しておく必要があります。

そこで、本記事では現役技術士である私が「技術士口頭試験における継続研鑽」について解説します。
「口頭試験ではどのように質問されるのか?その回答例は?」についてまとめました。

本記事で勉強すれば、自信をもって試験に臨むことができますよ。

  • 技術士口頭試験における継続研鑽の説明
  • 口頭試験では継続研鑽についてどのように質問されるか?回答例は?
  • 口頭試験を受ける場合は講座の模擬面接がおすすめ
執筆者
A太郎

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技術士試験における継続研鑽とは

まずは技術士試験における評価について説明します。
技術士試験では「継続研鑽」を以下のように定義しています。

業務履行上必要な知見を深め,技術を修得し資質向上を図るように,十分な継続研さん(CPD) を行うこと。

技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)

分かりやすくまとめると、
継続研鑽とは「継続して自分の能力を高めていく努力をしているか」
ということです。

要は技術者としての実力を向上させるよう常に勉強していますかということを確認されます。
なお、ここでいう勉強とは受験勉強のように参考書を開いて知識を覚えるような机上のことに限ってはいません。
例えば、学会発表にチャレンジしたとかそのようなことでも問題ありません。
技術者としての実力を高めるためにどのような取り組みをしていますということを回答出来れば良いかと思います。

口頭試験ではどのように質問されるか

次に、口頭試験では具体的にどのような質問で「継続研鑽」を確認されるかを説明します。

質問の例

口頭試験では概ね次のような質問をされると思います。

Q.これまで、資質向上のためにどのようなことを行ってきましたか?

また、質問の変化球として
・「技術士になったら、今後どのように資質を向上したいですか?」と今後について質問される
・「CPDについて知っていることを説明してください」とCPDについて聞いてくる
このようなパターンの質問になることも予想されます。

望ましい回答例

素直にこれまで取り組んできたことを説明しましょう。
技術士試験の勉強をしている時点で、専門知識を覚えるために色々な書籍を読んだりしていると思います。学会発表や講座の受講などのネタがない場合は自己学習(学術雑誌の購読や、ネットでの技術学習)を挙げるのが無難です。

具体的にどのような取り組みが継続研鑽にあたるかは技術士会が公開している以下の文書で規定されています。これを参考にするのが良いでしょう。
技術士CPDガイドブック Ver1.2

ということで、回答としては以下のようなものが望ましいでしょう

Q.これまで、資質向上のためにどのようなことを行ってきましたか?
A.○○(学会誌の購読/ネットでの技術学習/講習会・シンポジウムへの参加/技術系の資格取得/学会発表)を行うことで、資質向上に努めてきました。

Q.技術士になったら、資質向上のためにどのようなことを行っていきたいですか?
A.○○(学会誌の購読/ネットでの技術学習/講習会・シンポジウムへの参加/技術系の資格取得/学会発表/技術士会に入会して交流を広げる/後進の育成)を通じて、資質向上に努めたいです。

注意点

賛否がありそうですが、継続研鑽の取り組みとして「普段の業務」を挙げるのは危険と考えます。

古いバージョンの資料なのですが、技術士会が発行した「技術士CPD(継続研鑚)ガイドライン」には次のようなことが記載されています。

技術士が日頃従事している業務、教職や資格指導としての講義など、それ自体は継続研鑚とはいえない。しかし、業務に関連して実施した「専門家としての能力の向上」に資する調査研究活動等は、継続研鑚活動であるといえる。

技術士CPD(継続研鑚)ガイドライン 第3版(平成29年4月発行)

微妙な言い回しですが、「普段行っている業務や講義は継続研鑽とは言えない」としているんですね。
その一方で、「業務に関連して実施した内容によっては継続研鑽となる」とも言っています。

どんな業務が継続研鑽に当たるか分かりにくいと思ったのか、最新バージョンのガイドラインにはこの記載はなくなりました。

ただ、普段の業務が継続研鑽に当たるともされていません。
審査員に「普段の業務は継続研鑽ではないでしょ」と判断される恐れもあります。

そのため、「普段の業務を通じて継続研鑽をしています」と回答するのは危険と考えます。

その他に口頭試験対策として勉強しておくべきこと

口頭試験では「継続研鑽」以外にも勉強しておくべきことがあります。
口頭試験対策として押さえておきたい項目を以下に挙げます。

  • 3義務2責務
  • 技術士の倫理綱領
  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • 評価
  • マネジメント
  • 技術者倫理
  • 継続研鑽

これらについてはこちらの記事で統括してまとめています。
口頭試験を受験するならぜひ参考にしてください。

口頭試験を受けるなら模擬面接をやっておくこと

口頭試験を受けるなら模擬面接も受けておきましょう。

「普段発表とかしているし、喋るのも得意だし大丈夫でしょ」と舐めていると痛い目をみます。
技術士試験の口頭試験は独特の雰囲気もあり、ぶっつけ本番で挑むのは自殺行為です。

口頭試験で不合格になってしまうと、またあの難関の筆記試験からやり直しです。
なんとしても口頭試験に合格するためにも、模擬試験は受けておく必要があります。

模擬面接が受けることが出来るケースは以下の通りです。

  1. 自分の勤めている会社が技術士取得を支援しており、模擬面接を行ってくれるケース
  2. 卒業した大学の技術士会が、模擬面接を行ってくれるケース
  3. 有料の技術士講座を受講したケース

1のケースは企業内技術士会がある企業で行っている場合があるようです。
例えば日立製作所や東芝などは企業内技術士会があるので、先輩技術士が模擬面接を行ってくれる可能性があるでしょう。

2のケースは○○大学技術士会が卒業生向けに模擬面接を実施している場合があります。
私もこのケースで模擬面接を受けましたが、良い経験でした。

3のケースは誰でも模擬面接を受けることが出来ます。
プロの講師が模擬面接を行ってくれるので、内容的にも安心感があります。
例えばアガルートアカデミーでは模擬面接だけのコースも用意されているのでオススメですよ。

まとめ

技術士試験における継続研鑽について解説しました。

継続研鑽は口頭試験で必ず確認される内容です。
口頭試験の対策を行っている方はきっちりと押さえておきたい内容でス。

また、他にも口頭試験で押さえておくべきことはあります。
以下の記事で口頭試験の対策法を統括してまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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