- 技術士試験を受けたいけど、どの部門で受ければいいか分からない
- 航空・宇宙部門の試験内容が知りたい
- 航空・宇宙部門を受けるならどうやって勉強すれば良い?
技術士は多くの部門がありますので、このような疑問を思ってしまいますよね。
そこで、本記事では航空・宇宙部門の技術士・技術士試験について解説します。
部門選びや、試験を受ける場合の勉強方針決定の参考にしてください
技術士航空・宇宙部門の概要
概要・仕事内容
航空・宇宙部門は、大気圏や宇宙空間を飛行する科学技術に携わる部門です。
例えば、このような分野が該当します。
- 航空機の研究、設計、製造、運用、維持
- 宇宙船の研究、設計、製造、運用、維持
- 人工衛星の研究、設計、製造、運用、維持
このような技術開発に携わるのが航空・宇宙部門の技術士です。
このほか、技術士の仕事としてはこちらの資料が分かりやすいので紹介します。
技術士って? ~これが技術士の世界~
メリット
航空・宇宙部門の技術士を取得することで、「上司や同僚、取引先からの信頼が得られる」「収入アップに繋がる」「実力が向上する」などのメリットが得られます。
技術士を取得することのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
技術士を取得するメリットとデメリット【体験談あり】
課題
他の部門と同じく、航空・宇宙部門は技術士の人数が少ないという課題を抱えています。
「技術士だから出来るようになる仕事」という独占業務がないせいか、そもそも大変な勉強をしてまで技術士になろうという方が少ないようです。
また、知名度が十分でないことも要因のひとつと言えるでしょう。
技術士という資格は技術者としての資質向上や倫理観保持のためにも非常に有効なものですので、技術士の知名度を向上させて技術士が増えてもらいたいものです。
技術士航空・宇宙部門の試験
選択科目の内容
航空・宇宙部門は以下の1つの選択科目があります。
選択科目 | 選択科目の内容(一部抜粋) |
---|---|
航空宇宙システム | 航空機、宇宙機(ロケット、人工衛星、宇宙ステーション等。以下同じ。)の空気力学、構造力学、制御工学、推進工学並びにこれらに関連する試験及び計測技術に関する事項(装備に関する事項を 含む。) 航空機、宇宙機の信頼性、安全性に関する事項 航空機、宇宙機に関する航行援助施設(空港、管制、射場、追跡施設等)に関する事項 |
難易度(合格率)
航空・宇宙部門の合格率は以下の通りです。
直近の令和3年度で二次試験の合格率を比較すると、
部門全体の合格率が11.6%に対して
航空・宇宙部門の合格率は14.3%です。
航空・宇宙部門は他の部門よりやや合格率が高いですが、
そもそも受験者数が39人と少ないためバラつきが大きいです。
合格率を他の部門と比較して難易度が高い低いとは言えません。
技術士航空・宇宙部門の勉強方法
過去問
航空・宇宙部門の過去問は日本技術士会のホームページで公開されています。
おすすめの参考書
航空・宇宙部門でおすすめできる参考書はこちらの1冊です。
こちらの参考書は二次試験用の参考書です。
部門に関わらず、論文の書き方について解説した参考書です。
この参考書で基本的な論文の書き方を学び、その上で航空・宇宙部門の過去問を解いてみるというのがメインの対策となります。
なお、航空・宇宙部門に特化した参考書でおすすめ出来るようなものは特にありませんでした。
人数の少ない部門ならではの悩みですね。
なお、一次試験の基礎科目や適性科目のおすすめ参考書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめの講座
参考書で専門知識を勉強したうえで必要なのが、二次 筆記試験の対策です。
二次 筆記試験は論文形式の試験ですので「これが正解!」というものがありません。
そのため、試行錯誤しながら自分の論文作成技術を高めていく必要があります。
ただ、その試行錯誤のためには第三者に自分の書いた論文を添削してもらう必要があります。
自分で添削をしようと思ってもなかなか難しく、何回も受験を繰り返して試行錯誤するような形になってしまうでしょう。
何回も受験して貴重な時間を何年も費やしてしまうよりも、講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。
昔は何十万円もするような講座ばかりでしたが、最近はコスパの良い講座も出てきています。
コスパの良い講座を選べば6万円くらいで十分な回数の添削を受けることが出来ます。
こちらの記事でおすすめ講座を紹介していますので、講座選びに迷ったら参考にしてみてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6
迷ったらスタディングかアガルートアカデミーを選んでおけば間違いありません
まとめ
技術士の航空・宇宙部門について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
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