- 技術士試験を受けたいけど、どの部門で受ければいいか分からない
- 森林部門の試験内容が知りたい
- 森林部門を受けるならどうやって勉強すれば良い?
技術士は多くの部門がありますので、このような疑問を思ってしまいますよね。
そこで、本記事では森林部門の技術士・技術士試験について解説します。
部門選びや、試験を受ける場合の勉強方針決定の参考にしてください
技術士森林部門の概要
概要
森林部門は、林業や森林土木に携わる部門です。
林業といってもあまりイメージが湧かないかもしれませんが、分かりやすいところではこのようなことをやっています。
- 住宅建築用の木材を安定して育成できるようにする
- 豪雨災害防止のために森林を整備する
- 林業用の装置・設備の整備をする
- 希少野生生物の保護のため森林調査を行う
他の部門もそうですが、森林部門は皆さんの生活を縁の下の力持ちとして支えています。
仕事内容
森林部門の技術士の仕事例を紹介します。
- 森林経営計画に携わる
- 林業用の装置・設備の整備をする
- 治山・林道などの調査設計・施工管理を行う
このほか、技術士の仕事としてはこちらの資料が分かりやすいので紹介します。
技術士って? ~これが技術士の世界~
メリット
森林部門の技術士を取得することで、「上司や同僚、取引先からの信頼が得られる」「収入アップに繋がる」「実力が向上する」などのメリットが得られます。
技術士を取得することのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
技術士を取得するメリットとデメリット【体験談あり】
課題
他の部門と同じく、森林部門は技術士の人数が少ないという課題を抱えています。
「技術士だから出来るようになる仕事」という独占業務がないせいか、そもそも大変な勉強をしてまで技術士になろうという方が少ないようです。
また、知名度が十分でないことも要因のひとつと言えるでしょう。
技術士という資格は技術者としての資質向上や倫理観保持のためにも非常に有効なものですので、技術士の知名度を向上させて技術士が増えてもらいたいものです。
技術士森林部門の試験
選択科目の内容
森林部門は以下の3つの選択科目に分類されます。
選択科目 | 選択科目の内容(一部抜粋) |
---|---|
林業・林産 | 森林計画及び森林管理、造林、林業生産その他の森林・林業に関する事項 木質材料・木質構造、林産化学、木質バイオマス、特用林産その他の林産に関する事項 |
森林土木 | 治山、林道及び森林保全に関する調査・計画・設計・実施その他の森林土木に関する事項 |
森林環境 | 森林地域及びその周辺の環境の保全及び創出並びに環境影響評価に関する事項 |
難易度(合格率)
森林部門の合格率は以下の通りです。
直近の令和3年度で二次試験の合格率を比較すると、
部門全体の合格率が11.6%に対して
森林部門の合格率は22.8%ですから、
森林部門は他の部門よりやや合格率が高いとはいえ、それでも20%程度ですから難易度が高い試験であるといえます。
技術士森林部門の勉強方法
過去問
森林部門の過去問は日本技術士会のホームページで公開されています。
おすすめの参考書
森林部門でおすすめできる参考書は特にありませんでした。
人数の少ない部門ならではの悩みですね。
対策としては過去問を解くのがメインとなりそうです。
なお、一次試験の基礎科目や適性科目のおすすめ参考書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめの講座
参考書で専門知識を勉強したうえで必要なのが、二次 筆記試験の対策です。
二次 筆記試験は論文形式の試験ですので「これが正解!」というものがありません。
そのため、試行錯誤しながら自分の論文作成技術を高めていく必要があります。
ただ、その試行錯誤のためには第三者に自分の書いた論文を添削してもらう必要があります。
自分で添削をしようと思ってもなかなか難しく、何回も受験を繰り返して試行錯誤するような形になってしまうでしょう。
何回も受験して貴重な時間を何年も費やしてしまうよりも、講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。
昔は何十万円もするような講座ばかりでしたが、最近はコスパの良い講座も出てきています。
コスパの良い講座を選べば6万円くらいで十分な回数の添削を受けることが出来ます。
こちらの記事でおすすめ講座を紹介していますので、講座選びに迷ったら参考にしてみてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6
迷ったらスタディングかアガルートアカデミーを選んでおけば間違いありません
まとめ
技術士の森林部門について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
コメント
まとめは誤字ですか?
「森林部門は化学製品に携わる部門である
森林製品の設計開発や化学プラントの設備の維持管理などが代表的な仕事内容である」
大変失礼しました。仰る通りまとめの内容に誤記がありました。
先程まとめの内容を修正しました。ご指摘をありがとうございました。