- 技術士試験を受けたいけど、どの部門で受ければいいか分からない
- 船舶・海洋部門の試験内容が知りたい
- 船舶・海洋部門を受けるならどうやって勉強すれば良い?
技術士は多くの部門がありますので、このような疑問を思ってしまいますよね。
そこで、本記事では船舶・海洋部門の技術士・技術士試験について解説します。
部門選びや、試験を受ける場合の勉強方針決定の参考にしてください
技術士船舶・海洋部門の概要
概要・仕事内容
船舶・海洋部門は、船舶工学および海洋工学に関する部門です。
船舶工学・海洋工学といってもいまいちイメージが湧かないかもしれませんので、実際にどのような技術があるかを見てもらった方が良いかと思います。
例えば、このような分野が該当します。
- 船舶の建造、検査、補修
- 安全な航行方法の確立
- 海洋生物や深海の生物を研究するための機械の開発
このような技術開発に携わるのが船舶・海洋部門の技術士です。
このほか、技術士の仕事としてはこちらの資料が分かりやすいので紹介します。
技術士って? ~これが技術士の世界~
メリット
船舶・海洋部門の技術士を取得することで、「上司や同僚、取引先からの信頼が得られる」「収入アップに繋がる」「実力が向上する」などのメリットが得られます。
技術士を取得することのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
技術士を取得するメリットとデメリット【体験談あり】
課題
他の部門と同じく、船舶・海洋部門は技術士の人数が少ないという課題を抱えています。
「技術士だから出来るようになる仕事」という独占業務がないせいか、そもそも大変な勉強をしてまで技術士になろうという方が少ないようです。
また、知名度が十分でないことも要因のひとつと言えるでしょう。
技術士という資格は技術者としての資質向上や倫理観保持のためにも非常に有効なものですので、技術士の知名度を向上させて技術士が増えてもらいたいものです。
技術士船舶・海洋部門の試験
選択科目の内容
船舶・海洋部門は以下の1つの選択科目があります。
選択科目 | 選択科目の内容(一部抜粋) |
---|---|
船舶・海洋 | 船舶の機能、設計、構造、性能及び建造に関する事項 浮体式海洋構造物及び海洋機器に関する事項 |
難易度(合格率)
船舶・海洋部門の合格率は以下の通りです。
直近の令和3年度で二次試験の合格率を比較すると、
部門全体の合格率が11.6%に対して
船舶・海洋部門の合格率は25.0%です。
船舶・海洋部門は他の部門よりやや合格率が高いですが、
そもそも受験者数が14人と少ないためバラつきが大きいです。
合格率を他の部門と比較して難易度が高い低いとは言えません。
技術士船舶・海洋部門の勉強方法
過去問
船舶・海洋部門の過去問は日本技術士会のホームページで公開されています。
おすすめの参考書
船舶・海洋部門でおすすめできる参考書はこちらの1冊です。
こちらの参考書は二次試験用の参考書です。
部門に関わらず、論文の書き方について解説した参考書です。
この参考書で基本的な論文の書き方を学び、その上で船舶・海洋部門の過去問を解いてみるというのがメインの対策となります。
なお、船舶・海洋部門に特化した参考書でおすすめ出来るようなものは特にありませんでした。
人数の少ない部門ならではの悩みですね。
なお、一次試験の基礎科目や適性科目のおすすめ参考書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめの講座
参考書で専門知識を勉強したうえで必要なのが、二次 筆記試験の対策です。
二次 筆記試験は論文形式の試験ですので「これが正解!」というものがありません。
そのため、試行錯誤しながら自分の論文作成技術を高めていく必要があります。
ただ、その試行錯誤のためには第三者に自分の書いた論文を添削してもらう必要があります。
自分で添削をしようと思ってもなかなか難しく、何回も受験を繰り返して試行錯誤するような形になってしまうでしょう。
何回も受験して貴重な時間を何年も費やしてしまうよりも、講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。
昔は何十万円もするような講座ばかりでしたが、最近はコスパの良い講座も出てきています。
コスパの良い講座を選べば6万円くらいで十分な回数の添削を受けることが出来ます。
こちらの記事でおすすめ講座を紹介していますので、講座選びに迷ったら参考にしてみてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6
迷ったらスタディングかアガルートアカデミーを選んでおけば間違いありません
まとめ
技術士の船舶・海洋部門について解説しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
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