- 技術士をとるためにはどれくらい勉強時間が必要だろう…
- 一日どれくらい勉強すればいいのかな?
- 何年くらいかければ技術士試験に合格できるだろう?
技術士をこれから取得しようとする人、あるいはすでに勉強を始めている人の中にはこのような疑問を持つ人がいると思います。
当然「人によるだろう」ということは分かっていますが、勉強のスケジュールを立てるためにも大体どれくらい掛かるのかという目安の時間は知りたいところですよね?
そこで、本記事では技術士取得までに必要な勉強時間を調査した結果をまとめたので共有したいと思います。
様々なサイトやtwitterなどのSNSで体験談をチェックし、「一般的にはこのくらいですよ」ということを解説します。
また私が技術士試験に合格した時の体験談もご紹介します。
本記事を読むことで技術士試験にむけた勉強スケジュールのイメージが湧くはずです。
技術士試験の難易度を詳しく解説した記事はこちら
⇒技術士試験の難易度は?資格の偏差値ランキングも紹介!【最高峰ランク】
技術士取得までのトータルの勉強時間
まず、技術士試験合格までに必要な勉強時間としてネットでぱっと出てくるのは『150~2000時間』というものでした。
案の定、ものすごいバラつきがありますね。
おそらくこれは、「既に技術士としての実力が充分ある人」から「勉強方針を間違えていて何年も受験している人」を含めているからだと思います。
しかし、実際に知りたいのは「普通なら大体これくらい」ということですよね。
ということで、様々なサイトやtwitterで体験談を集めて「普通なら大体これくらい」という目安となる勉強時間を出してみました。
結論としては、技術士試験に合格するために必要な勉強時間は『800時間』くらいがひとつの目安となります。内訳は以下です。
上記の勉強時間はある程度人によるバラつきを考慮したものではあります。
しかし、人によってはこれ以上のバラつきが生じる可能性があります。
例えば、普段から技術士取得を視野に入れて業務に励んでいるような人はもっと短い時間で合格できるでしょうし、講座や参考書を有効に活用する人も短い時間で合格できるでしょう。
一方で、勉強はしていても勉強方針が間違っているなどの場合には勉強時間はどんどん膨れ上がっていくと思います。
ここで紹介するトータル800時間というのは「一般的な大卒程度の学力がある方が、それなりに正しい勉強方針で勉強した場合の時間」というイメージです。
技術士一次試験に合格するまでの勉強時間
まずは一次試験です。
一次試験に合格するために必要な勉強時間は200時間です。
基礎科目、適性科目、専門科目の3つの科目に分けて、
勉強方法と併せて必要な勉強時間を解説します。
基礎科目
技術士一次試験の基礎科目対策に必要な勉強時間は80時間です。
まずはこちらのページで必要な知識を理解し、その後実際に過去問を解いていくという流れです。
⇒技術士一次試験 基礎科目対策まとめ【過去問解説付き】
⇒過去問はこちら(技術士会公式サイト)
<基礎科目の勉強時間>
基礎知識の理解:50時間
過去問(10年分×2週):30時間(1週目は1年分あたり2時間、2週目は1年分あたり1時間)
なお、このような参考書を活用すると効率よく勉強できるので更に短い時間にすることが可能です。
適性科目
技術士一次試験の適性科目対策に必要な勉強時間は40時間です。
基礎科目と同様に、まずはこちらのページで必要な知識を理解し、その後実際に過去問を解いていくという流れです。
⇒技術士一次試験の適性科目の勉強方法【対策まとめ】
⇒過去問はこちら(技術士会公式サイト)
但し、適性科目は基礎科目や専門科目ほど難しくないので過去問は5年分程度で大丈夫です。
もちろん、安全をみて過去問10年分やるというのもアリです。
<適正科目の勉強時間>
基礎知識の理解:25時間
過去問(5年分×2週):15時間(1週目は1年分あたり2時間、2週目は1年分あたり1時間)
なお、適性科目も基礎科目と同様に参考書を活用すると効率よく勉強できますので時短可能です。
基礎科目と適性科目はセットで一冊になっている参考書が多いです。
値段も高いものではありませんし、一冊持っておくとより盤石になるのでおススメです。
専門科目
技術士一次試験の専門科目対策に必要な勉強時間は80時間です。
専門科目についてはさすがに参考書を購入して勉強する必要があります。
購入する参考書によって勉強の流れは異なりますが、概ね以下の2パターンです。
<パターン①>
参考書自体は専門知識の解説がメインで、参考書で知識を入れてから実際に過去問を解いていくパターン。
参考書での情報収集:50時間
過去問(10年分×2週):30時間(1週目は1年分あたり2時間、2週目は1年分あたり1時間)
<パターン②>
参考書に過去問とその解説が載っており、参考書を進めていくことがそのまま過去問を解いていくことになるパターン。
参考書を進める=過去問を解く:80時間
参考書はこちらから購入可能です。
一次試験の勉強時間まとめ
ということで、一次試験合格までに必要な勉強時間は合計200時間となります。
なお、一次試験は参考書も多く出回っていますので、参考書を使って勉強することで更に短い時間で合格することも可能です。
一次試験用の参考書を使って時短したいという場合は、
こちらの記事でおすすめの参考書を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
【独学向け】技術士一次対策おすすめ参考書3選+α【技術士が選ぶ】
技術士二次試験に合格するまでの勉強時間
一次試験に合格したら、次は二次試験です。
二次試験に合格するために必要な勉強時間は500時間です。
二次試験のうち筆記試験と口頭試験の3つに分けて、勉強方法と併せて必要な勉強時間を解説します。
筆記試験
筆記試験に必要な勉強時間は400時間です。
筆記試験はとりあえず全体的な対策情報を収集したら、あとは過去問を参考にしながら解答論文を作成するアウトプット重視の実践的な練習をするのが効率的です。
但し、解答論文を量産するだけではむしろ効率は下がります。
作成した解答論文を見直して反省点を明確にし、次の解答論文へ反映させていくことが必要です。
おおまかに「アウトプット7割・インプット3割」のバランスで進めるのが良いでしょう。
筆記試験の対策情報については当サイトの以下の記事でまとめています。
⇒【論文の書き方基礎編】基本的な論文の書き方を解説します
⇒【論文の書き方応用編】技術士試験ならではの論文作成のコツ
⇒【模範解答例】技術士二次 筆記試験 問題Ⅰ【A判定 解説付き】
⇒【模範解答例】技術士二次 筆記試験 問題Ⅱ-1【A判定 解説付き】
⇒【模範解答例】技術士二次 筆記試験 問題Ⅱ-2【A判定 解説付き】
⇒【模範解答例】技術士二次 筆記試験 問題Ⅲ【A判定 解説付き】
口頭試験
口頭試験に必要な勉強時間は100時間です。
口頭試験も筆記試験と同様に、全体的な対策情報を収集したら、あとは具体的なアウトプット重視の練習をするのが効率的です。
「①全体的な対策情報収集」⇒「②想定問答集の作成~見直し」⇒「③イメージトレーニングor模擬面接で練習」という流れが良いでしょう。
筆記試験の対策情報については当サイトの以下の記事でまとめています。
⇒技術士二次試験口頭試験対策
技術士取得までのトータルの勉強時間 まとめ
ということで、技術士試験一次試験で200時間、二次試験で500時間、あとは100時間のバラつきを考慮して、技術士取得までのトータルの勉強時間として800時間くらいがひとつの目安となります。
私の体験談
さて、ここまでで一般的な目安とする勉強時間について解説してきました。
色々なサイトやtwitterを見て回って調査しましたが、皆さん色々な体験談を載せられていて面白かったです。
本当は色々な体験談を紹介したいのですが、皆さんに承諾を得るのも難しいですし勝手に紹介するのもどうかと思います。
ということで、この項では私の場合はどうだったという自分の体験談を紹介したいと思います。
一次試験の勉強時間
まずは一次試験です。
私の場合はこれくらいの勉強時間を掛けました。
<私が一次試験に合格するために掛けた勉強時間>
基礎科目:120時間
適性科目:20時間
専門科目:100時間
合計『240時間』で一発合格
私の場合、専門科目は参考書を購入したのですが基礎科目と適性科目は完全に独学でした。
今ではどこのサイトを参考にすれば良いか分かるのですが、当時はどのサイトを参考にしたら良いのかもわかりませんでした。
そのため、無駄な情報収集の時間が多かったように思います。
適性科目はなんとかなりましたが、基礎科目は目安の勉強時間よりも長い時間を掛けていましたね。
やはり参考書くらい用意しておいた方が無駄がなかったかなと反省しています。
ちなみに、専門科目は参考書通りに進めたので目安通りの勉強時間でした。
二次試験の勉強時間
次に二次試験です。
私の場合はこれくらいの勉強時間を掛けました。
<私が二次試験に合格するために掛けた勉強時間>
出願対策:10時間
筆記試験:320時間
口頭試験:40時間
合計『370時間』で一発合格
二次試験についてもほぼ独学で挑みました。
多少参考書などは使いましたが、いわゆる有料の試験対策講座は受講しませんでした。
講座を受講していればもう少し短い時間で合格できたかもしれませんね。
私が二次試験で活用したのは以下の3点です。
サイト:sukiyaki塾などの無料公開されている対策情報
参考書:一次試験用に購入した参考書が二次試験にも対応していたのでこれを使用
この他図書館でそれらしい技術書を借りて使用
模擬面接:出身大学の技術士会が卒業生向けに開催している模擬面接を活用
勉強のスケジュール感
私の場合、以下のようなスケジュールで勉強を進めました。
これらに加えて申請書類で10時間くらいですので、私が二次試験合格するまでに掛けた勉強時間は大体『370時間』です。
計算してみると結構と妥当な勉強時間でしたね。
もっと短時間な人もいますが時間が掛かりすぎというわけでもないようでした。
ちなみに口頭試験に掛けた時間が極端に短いですが、これは私のだらけによるものです(笑)
筆記試験の合格発表が出るまでまったくやる気が出ず筆記試験に合格したことがわかってから慌てて準備したので、この程度しか出来なかったというのが実際のところです。
なんとか合格出来て良かったです
他の国家資格との比較
参考として、合格までに必要な勉強時間の目安を他の有名な国家資格と比較してみました。
技術士試験は必要な勉強時間は150~2000時間となっています。幅広いですね。
技術士試験は他の最難関資格と比較して一発合格できる人も多くいるということでしょうか。
他の最難関資格と比較してみると、弁護士、公認会計士、税理士、弁理士といずれも技術士よりも長い勉強時間が必要となっています。
これらの最難関資格よりは簡単に取得できそうな感じがありますね。
ただ、さすがに簿記2級とは比べ物にならないくらいの時間が必要になりますので、やはり難関資格というだけあるかと思います。
短い時間で技術士試験に合格する方法
私の場合はほぼ独学でしたが、有料講座や参考書を活用して効率よく勉強することで更に短い時間で合格することが可能です。
技術士試験の受験時から戦略的に対策を立てていったつもりではありますが、今振り返ると独学での受験は大分無駄があったと思います。
ということで、技術士試験に合格した経験を踏まえて、更に効率の良い対策方法を簡単に紹介したいと思います。
技術士試験の受験から合格までを体験した結果、色々と効率的な勉強方法が分かってきました。
私の経験から得られたノウハウを共有していきたいと思います。
概ね以下の流れで勉強を勧めるのが最も効率的かなと思います。
まとめ
技術士試験に合格するまでに必要な(掛けた)時間をまとめました。
まとめると次のようになります。
これ以上掛かる場合には勉強方針を間違えているかもしれませんので、一度勉強方法を見直しても良いかもしれません。
「何年も挑戦して、トータル数千時間掛かった」という人もいましたが、出来ればもう少し効率的に合格したいところです。
私自身は
「金額次第だけど、結構高いならまず独学でやってみたほうがいいでしょ」
という考えなので、とりあえず講座を受けるということはおすすめしていません。
ただ、さすがに長い勉強時間を掛けてもなかなかうまくいかないという場合は勉強方法に原因があるかもしれませんので、その場合は有料の対策講座を受けてみてもいいかもしれないと思います。
また、最近では論文添削付きの充実コースでも5~7万円というコスパの高い講座も出てきています。
そのような講座を選ぶなら「えいやっ」と受講してしまっても良いかと思います。
一方で、うまくやれば独学でも数百時間程度で合格できるという人も多くいることもわかりましたし、情報収集をしっかりやって対策してもらえれば良い結果はついてくるのではないかなとも思います。
本サイトに限らず色々なところから情報を仕入れて、ぜひ技術士試験に合格してもらえたらと思います。
本サイトもその一助になれればなによりです
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