技術士二次試験に挑戦するなら通信講座がおすすめ!おすすめの講座はこちら!

【論文の書き方基礎編】基本的な論文の書き方を解説します

論文の書き方 二次試験対策

記事内に広告が含まれる場合があります

  • 論文を書くのが苦手…
  • わかりやすい論文ってどう書けば良い?
  • 論文を書く時のルールってあるの?

技術士二次試験を受験する方はこれまでに業務で報告書や技術レポートなどの形で論文を書いたことがあるという人がほとんどだと思います。
そのため、ある程度論文を書ける自信がある人が多いのではないでしょうか。

しかし、本当に誰にでも読みやすい論文を書けているのかは常に見直していく必要があります。
例えば、以下のようなことにはなっていないでしょうか。

チェックポイント
  • 社内向けの報告書に特化してしまい、社外の人にとっては読みにくい文章になっていないか?
  • 技術士試験のコツにばかり意識が割かれ、基本的なことがおろそかになっていないか?
A太郎
A太郎

そんな時には、試験に関係なく基本的な文章の書き方を確認してみると効果的ですよ

ということで、本記事では技術士試験に限らず『論文の書き方』について基本的なことをまとめました。

「こんなの知ってるよ」という方も抜け・漏れがあるかもしれませんので、一度サラッとで構いませんので読んでみてくださいね。

忙しいあなたにおすすめの技術士二次試験講座はこちら!

総合力で選ぶならスタディングがおすすめ!
動画講義、テキスト、添削10回付き!更に合格特典はお祝金10,000円!
>>無料体験をはじめる【公式サイトへ】

合格率で選ぶならアガルートアカデミーがおすすめ!
合格率は驚異の77%超!更に合格特典で全額返金+お祝金30,000円!
>>無料体験をはじめる【公式サイトへ】

講師の専門性で選ぶならSATがおすすめ!
受験部門の技術士が講師を担当!更にzoomによるマンツーマン指導あり!
>>SAT公式サイトから申し込む

論文を書くときの基本的なこと

まずは論文を書くときの基本的な書き方を挙げていきます。
以下のことに気を付けるだけで、大分読みやすい文章になりますよ。

論文の基本的な書き方
  • 1文は簡潔に書く(目安は1文40~60文字以内)
  • 体言止めは本文中には使わない
  • 主語を明確にする
  • 修飾語と被修飾語は近づける
  • 語尾は変化させる、連続して同じ語尾を使わない
  • 『句読点(、)(。)』『コンマ(,)ピリオド(.)』はどちらを使っても良いが混在しない
A太郎
A太郎

それぞれ解説していきますね

1文は簡潔に書く(目安は1文40~60文字以内)

一文は40~60文字以内を目安にすると読みやすい文章となります。
長すぎる文章は読みにくく、ただでさえ難解な技術論文を更に読みにくくしてしまいます。
適度な文字数にすることを心掛けましょう。

NG例

オーステナイト系ステンレスの一種であるSUS304は、材料表面に不動態皮膜と呼ばれる酸化クロムの被膜を形成することで高い耐食性を有しているため家庭用キッチンや配管などの腐食しやすい環境で使用されており、今後も様々な用途での活用が期待されている。(117文字

OK例

SUS304はオーステナイト系ステンレスの一種である。(22文字
ステンレスの表面には不動態皮膜と呼ばれる酸化クロムの膜が形成され、この被膜によりステンレスは高い耐食性を示す。(55文字
ステンレスは家庭用キッチンや配管などの腐食しやすい環境で使用されており、今後も様々な用途での活用が期待されている。(57文字

体言止めは本文中には使わない

体言止めとは一文の終わりを体言(名詞・代名詞)で終える書き方です。
例えば、以下のような書き方が体言止めの文章です。

体言止めの例
  • 2020年以降、新型コロナウイルスの感染が急拡大
  • 本日の天気は雨模様、傘は必携

体言止めは文字数を減らすことができるので、文字数制限が厳しいニュースや新聞ではよく使われます。
しかし、体言止めは時系列が曖昧になりがちで論文としてはふさわしくありません。

論文にも文字数制限はありますが、明確な文章にするために「である」「だった」までしっかり書くようにしましょう。

NG例

不具合の原因を明確にするためには○○の調査が必要。

OK例

不具合の原因を明確にするためには○○の調査が必要である(だった)

A太郎
A太郎

末尾が「である」と「だった」では時系列が変わりますよね

但し、『タイトル』や『箇条書き』には体言止めを使用してもOKです。

主語を明確にする

日本語では主語が省略されることがありますが、論文を書く上では主語は明確にしましょう。

NG例

国際競争力を高めるために、生産性向上を求めている。

OK例

国際競争力を高めるために、企業は生産性向上を求めている。

ただ、あまりにも「○○(主語)は~~」「○○(主語)は~~」「○○(主語)は~~」と
同じようなフレーズが続くのも逆に読みにくくなってしまいます。

その場合には主語を省略しても構いません。

A太郎
A太郎

何事もバランスですね

コーヒーブレイク(豆知識)

余談ですが、外国語への翻訳を前提とした文書などは主語を明確にしていることが多いです。
これは主語が明確でないと正しく翻訳できないからですね。
例えば、特許文献などをみるとしつこいくらいに主語が使われています。
特許範囲に絡む特許文献で誤訳があると致命的だからなのでしょう。

修飾語と被修飾語は近づける

修飾語と被修飾語は近くに置くことで読みやすい文章になります。

NG例
  1. この装置を導入すると、大幅に作業時間は短くなります。
  2. この装置を導入すると、大幅に作業効率・製品歩留まり・不良率が改善されます。
OK例
  • この装置を導入すると、作業時間は大幅に短くなります。
  • この装置を導入すると、作業効率・製品歩留まり・不良率が大幅に改善されます。

修飾語と被修飾語が離れるほど読みにくくなっちゃうね

語尾は変化させる、連続して同じ語尾を使わない

同じ語尾を何回も続けて使うと、読み手は単調な文章で読みにくいと感じてしまいます。
2回までならまだしも3回以上は続かないように注意しましょう。

NG例

~~である。~~である。~~である。~~である。

OK例

~~である。~~だった。~~できる。~~となる。~~ない。~~がある。

『句読点(、)(。)』『コンマ(,)ピリオド(.)』はどちらを使っても良いが混在しない

一般的な文章では句読点を使うことが多いですが、論文ではコンマとピリオドを使用するというケースもあるかと思います。
これについては人によって意見が分かれるかもしれませんが、私としては「どちらを使っても良いが混在はしないことを推しています。

なお、人によっては『コンマ(,)と句点(。)』の組み合わせを使用する人もいますが、一般的とは言えません。
人によってはNGとする場合もありますので、ここであえてリスクを負う必要はありません。

以上より、私としてはこの組み合わせはオススメしていません。

OK

『句読点(、)(。)』もしくは『コンマ(,)ピリオド(.)』のどちらか

NG

『句読点(、)(。)』と『コンマ(,)ピリオド(.)』が混在している

NGではないがおすすめしない

『コンマ(,)と句点(。)』の組み合わせ

覚えておくと便利な技

論文を読む際は、ひたすら長い文章だけでは読み手としても疲れてしまいます。
そんなときには、論文中に図表や箇条書きを入れると論文に変化が出て読みやすくなります。

特に、図表を上手く使うと文章だけでは伝わりにくいことも分かりやすく伝えることが出来ますので、ぜひ使いこなしてくださいね。

『図表』を使う

『図表』を使って説明することで、読み手は視覚的にイメージしやすくなります。
例えば、機械の形状や構造を説明する場合には図を使うと理解しやすくなるでしょう。

『図表』の使い方

・説明分と図の対応が分かりやすいように配慮する。
 例:「~~を図1に示す。」「~~の構造は~~である(図1参照)。」

・図のタイトルは図の下に、表のタイトルは表の下に書く。

箇条書きを使う

並列的な事柄を説明する場合には『箇条書き』を使うと読みやすくなります。
例えば、「長所」「短所」「課題」「対策案」などを羅列するときに使うと読みやすいですね。
特に、羅列する数が多いほど『箇条書き』を使った方が読みやすくなります。

箇条書きを使わない場合

ステンレスの長所は熱に強く、衝撃に強く、錆びにくく耐食性が高く、加工がしやすく、入手性が高いことである。

箇条書きを使う場合

ステンレスの長所を以下に挙げる。
・熱に強い
・衝撃に強い
・錆びにくく耐食性が高い
・加工がしやすい
・入手性が高い

箇条書きを使う際の注意点は、いきなり箇条書きをはじめないということです。
箇条書きの前に文章があった方が良いでしょう。

NG

見出し:『ステンレスの長所』

・腐食しにくい
・熱に強い
・衝撃に強い など

OK

見出し:『ステンレスの長所』

ステンレスの長所を以下に挙げる。
・腐食しにくい
・熱に強い
・衝撃に強い など

使わない方が良い言葉

日常的には当たり前に使う言葉でも、論文としては使わない方が良い言葉があります。
ここでは論文には使わない方が良い言葉を紹介していきますね。

論文には使わない方が良い言葉と代替案
  • たられば
  • かもしれない ⇒ 可能性がある
  • 思う ⇒ 考える
  • すべき ⇒ 必要がある
  • この、あの、その
  • 会話言葉全般

論文作成のポイントを踏まえて実際に書いてみよう

いきなり合格できる論文を作成することはまず不可能

ここまでに解答論文作成のポイントを解説しました。
解説した内容を十分反映して解答論文が作成出来るようになれば技術士試験に合格できるはずです。

しかし、論文作成のポイントを頭で理解することと実際に実践できるかは別問題です。

試しに論文を書いてみると実感すると思いますが、論文作成のポイントを意識しながら解答論文を書くというのは結構難しいものです。

最初のうちは論文を書くのにとにかく時間が掛かると思いますし、時間を掛けて書いたとしても合格できるほどの仕上がりにはなっていないはずです。

まして、試験本番では時間制限があります。

あなたの文章を書くスピードにもよりますが、問題を読んで構想を練って書き出すまでの時間は10分程度です。
もちろん書き直す時間はありませんし、「論文作成のポイントは何だっけな?」と考えている暇もありません。

試験本番で合格できる解答論文が書けるよう、細かな論文作成のポイントは無意識に出来るように練習しておきましょう。

A太郎
A太郎

筋トレでもするかのように繰り返し論文を書き、論文作成のポイントを押さえた論文を意識しなくても書けるようになりましょう。

解答論文は必ず誰かに添削してもらおう

「合格できる論文作成のコツ!」のような試験対策情報をインプットして解答論文を作成すること自体は自分で出来ます。

しかし、自分で解答論文を客観的に評価してブラッシュアップしていくことは極めて難しいです。

・自分の解答論文が合格点に達しているか?
・自分の解答論文をどのように修正すれば良いか?

これらのことを自分で客観的に評価することは非常に難しいです。

例えば、「提案した技術的解決策が簡単すぎないか?逆に難解で特殊すぎないか?」というあたりは自分で評価できない筆頭ですね。

論文試験は評価ポイントが公に数値化されているものではありません。
「これぐらいなら〇〇点!」というものが公開されていませんので、自分ではどうしても判断できない項目が生じます。

自分で客観的に見ることが出来ない項目

    • 課題は多面的に挙げれているか?
    • 自分が提案した技術的解決策は簡単すぎないか?逆に難解すぎないか?
    • 技術的解決策は審査官を納得させることが出来るものか?
    • 技術者としての倫理や社会持続性を踏まえているか? など



これらを自分の目で客観的に評価することは非常に難しいです。
そのため、合格点を取るためには第三者の目による添削がどうしても必要になってきます。

ぜひ、先輩技術士などの周りにいる技術士の方に相談して協力を仰いでみてください。
親身になって指導してくれる方が見つかればラッキーです。

A太郎
A太郎

例えば、私はこんな感じで添削をやらせてもらっています。
※現在は身近な人限定で対応させてもらっています

技術士二次試験の解答論文の添削サンプル1

技術士二次試験の解答論文の添削サンプル2

解答論文の添削サンプルはこちら

周りに先輩技術士がいないなら技術士二次試験講座がおすすめ

「周りに先輩技術士がいない」
「先輩技術士はいるが忙しそうで添削は頼めない」

このような方には技術士二次試験講座がおすすめです。

少し前までは10万円以上、数十万円というような講座が多かったですが、今では6万円代で十分な添削が受けられる講座も出てきています。
ちゃんと講座を選べばそこまで高い費用でもないので、講座を受講して添削してもらうようにしてください。

注意!

技術士二次試験講座とひとくちにいっても、講座内容は多様です。
中にはテキストや講義のみで論文添削はやっていないという講座もありますので、
講座を選ぶ際には注意してください。 

どの講座を選べば良いか分からないという方は「アガルートアカデミー」「スタディング」「SAT」から選べば問題ありません。

いずれもコストパフォーマンスが最高クラスの講座です。
あとは自分が受講料と講座品質のどちらを重視するかで決めれば良いです。

忙しいあなたにおすすめの技術士二次試験講座はこちら!

総合力で選ぶならスタディングがおすすめ!
動画講義とテキストに添削10回で69,300円!合格特典はお祝金10,000円!
総合力が高いので迷ったらスタディングを選んでおけば良いです。
>>無料体験に申し込む【スタディング公式サイトはこちら】

合格率で選ぶならアガルートアカデミーがおすすめ!
動画講義とテキストに添削9回で107,800円!合格率は77.78%!(令和4年度実績)
更に合格特典で全額返金+お祝金30,000円!
>>無料体験に申し込む【アガルートアカデミー公式サイトはこちら】

講師の専門性で選ぶならSATがおすすめ!
動画講義とテキストに添削15回で141,680円!zoomによるマンツーマン指導あり!
自分が受験する部門の技術士が講師を担当してくれるという安心感!
※対応していない部門がある点には注意です
>>講座に申し込む【SAT公式サイトはこちら】30日間返金保証

まとめ

論文の基本的な書き方について解説しました。

色々と挙げましたが、ひとつひとつは難しいものではありません。
もうすでに理解・実践できていることもあるでしょうから、ここで挙げたもの全てを勉強しなおす必要はありません。
自分に足りないなと思ったところを意識するくらいで充分かなと思います。

一方で、ここで紹介したポイントをしっかり活用できているかはきちんと確認しておく必要があります。
自分で書いた解答論文が合格点に至っているかは自分ではなかなか評価出来ませんので、必ず同じ会社の技術士や技術士対策講座の講師に添削してもらうようにしてください。

まだ講座を決めていないという方はこちらの記事を参考にしてください。
技術士二次試験対策講座おすすめランキングTOP6【徹底比較】

コメント

タイトルとURLをコピーしました