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技術士試験用のキーワード集の作り方【見本付き】

技術士二次試験におけるキーワード集の作り方

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こんな疑問を解決します!
  • 技術士二次試験の勉強方法が分からない
  • キーワード集を作るという勉強法が良いと聞いたけど、やり方が分からない
  • 他の人が作成したキーワード集を見てみたい

あなたは技術士試験における「キーワード集」というものを知っているでしょうか?

多くの人たちが「技術士二次試験に合格するためにはキーワード集の作成が良い」と言っているので、二次試験の勉強方法を調べているうちに「キーワード集の作成が重要なんだな」ということはわかると思います。
でも、ひとくちにキーワード集といっても何をどうすれば良いのかわからなくないですか?

そこで、本記事ではキーワード集の作り方や実際の見本についてまとめました。

私の場合はこんな感じでキーワード集をまとめたファイルを作成し、通勤電車などちょっとした隙間時間で専門知識を覚えるようにしていました。

本記事を読んで、キーワード集の作成を効率よく行ってくださいね。

技術士二次試験全般の対策方法についてはこちら
⇒技術士二次試験の概要と試験対策【技術士合格への道しるべ】

執筆者
A太郎

・「技術士の道しるべ」運営者
・技術士一次試験、二次試験ともに一発合格(令和元年度)
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「キーワード集の作成」とは?

技術士試験における「キーワード集の作成」とは、二次試験向けの勉強方法のことです。

あるキーワードに対して概要・長所短所・実用上の注意点などをまとめていくのです。

キーワードに対するまとめ方の例はこんな感じです。

キーワードに対するまとめの例

キーワード:硬質クロムめっき

1.原理
材料表面にクロムの被膜を形成することにより材料の耐摩耗性を向上させる手法のこと。
成膜方法は、クロムを含んだ溶液中に被めっき材料を浸漬させ陰極として通電することで、被めっき材料表面で溶液中のクロムが電子を受け取り還元し膜として析出することによる。

2.技術的特徴
・耐摩耗性に優れる。
・高い硬度を有する(800~1000HV)
・良好な耐食性を示す。
・外観が美麗で、耐摩耗性向上のためのみならず装飾用途としても使用される。

3.実用上の注意点
膜の付きまわり性に優れるとはいえず、深い溝や微小孔には充分に成膜されなかったり逆に鋭い角部では膜が付きすぎたりするため、被めっき材料の形状に注意を要する。(例えば角部を研磨して大きなRとするなど。)
めっき浴に有害物質である六価クロムが含有されている為、規制に基づき排水処理を適切に実施する必要がある。

キーワード集の作成では、こんな感じで沢山のキーワードについて自分の言葉でまとめていきます。

なぜキーワード集の作成が良い勉強方法なのか?

様々な人が「技術士二次試験に合格するならキーワード集の作成は欠かせない」と言いますが、なぜでしょうか?

それは、色々なキーワードに対して前述のようにまとめていくことで、以下のような実力が身につくからです。
・専門知識に対する知見が蓄えられる
・専門知識を分かりやすく伝える力が身につく

技術士試験では科学技術に対する専門知識があればあるほど良いので、
ひとつめの「専門知識の知見が増えるのが良い」というのは分かりやすくイメージできるかと思います。

ただ、もうひとつの「専門知識を分かりやすく伝える力が身につく」というのも重要です。
技術士二次試験は原稿用紙に解答論文を書くという論述方式の試験ですから、この実力が非常に重要になります。

このように、「キーワード集の作成」という勉強をすると技術士試験に合格するために必要な実力を付けることができるため、多くの方が「キーワード集の作成」を推奨しています。

合格に必要なキーワードの数

技術士二次試験に合格するためには、どれくらいの数のキーワード集が必要になるでしょうか?

これは人に依存するケースが多いかと思いますが、よく言われる数は約200個です。

「多くない!?」と思われるかもしれませんが、
実際にまとめていくと意外と「やっぱこれくらい必要だよな」という気持ちになってくると思いますよ。

キーワード集の作り方 実例

それでは、実際にキーワード集の作り方を説明していきますね。

キーワード集を作成した実例

私の場合は600字詰めの原稿用紙に手書きでキーワードをまとめていきました。

こんな感じです。
ちなみに原稿用紙はsukiyaki塾さんのホームページのものを使わせて頂きました。
他のサイトでも原稿用紙は用意しているところは多くあるので、どのようなものでも構いません。

ちなみに、作成したキーワード集をファイルに入れて見やすくしておくと便利ですよ。
通勤電車などのちょっとした隙間時間で繰り返し見返すことで、勉強した専門知識より記憶に定着させることができます。

こんな感じです。

使うファイルはあまり大きなものではなく、20ポケットくらいの薄手のものがおすすめです。
隙間時間にみることが目的なので、あまり大きなものだと持ち運びも大変ですし見返すのもおっくうです。

私はこちらのファイルを使っていました。
軽くて持ち運びも楽なので、気軽にちょこちょこ見やすかったです。

10冊くらい用意しておき、苦手な分野のキーワードや新しく覚えたキーワードを入れた1~2冊をいつも持ち歩くようにしていました。
残りの8冊はもう完璧だろうというキーワードを入れるだけいれて、家で保管しておきました。

こんな感じでキーワード集を作成していき、200個を目指していきます。

キーワードの探し方

さて、キーワード集を作成するにあたってどのようなキーワードをまとめていけばよいのでしょうか?

それは部門によって異なりますが、概ね以下のところから必要なキーワードを探してきます。

  • 技術士試験の過去問
  • 国が発行している白書
  • 総監部門は厚生労働省が公開している資料から
  • 参考書があるならやっぱり参考書が効率的

とりあえずまずは技術士会が公開している過去問を見て、必要なキーワードをリストアップしていきましょう。
特に問題Ⅱー1はそのまんまキーワード学習が答えになるような問題ですので、問題Ⅱー1は必見です。

過去問はこちら

次は国が発行している白書からリストアップするのも良いでしょう。
以下の白書から自分の部門に関わりのありそうな白書を読み、その中からキーワードをリストアップしていきます。

技術士試験で参考になる白書一覧
  • 防災白書
  • 少子化社会白書
  • 高齢社会白書
  • 男女共同参画白書(男女共同参画社会基本法12条)
  • 原子力委員会:原子力白書
  • 厚生労働白書
  • 労働経済白書
  • 食料・農業・農村白書
  • 森林・林業白書
  • 水産白書
  • ものづくり白書
  • 中小企業白書
  • エネルギー白書
  • 国土交通白書
  • 水資源白書
  • 気象白書
  • 環境白書

ちなみに、総合技術管理部門なら厚生労働省がキーワード集を公開しています。

こちらの資料で公開しているので、確認してみると良いでしょう。

参考書がある部門なら参考書が最も効率的

部門によっては参考書としてキーワード集が発行されている場合があります。

参考書がない部門は地道に自分でキーワードをリストアップし、キーワードについて調べ、まとめるという作業を自分で進めていくしかありませんが、
運よく参考書がある部門なら参考書を買ってしまうのが一番手っ取り早いです。

参考書があればキーワードのリストアップとキーワードの概要調査までは簡単に出来てしまいます。
あとは自分で分かりやすくまとめる訓練だけすればOKです。

例えばこのようなものですね。

自分ですべて行うのは大変ですし時間もかかります。
参考書でサクッと勉強を済ませてしまうのもひとつの手です。

まとめ

技術士試験におけるキーワード集の作成について解説しました。

キーワード集の作成は技術士二次試験に合格するためには必要な勉強方法です。

私が紹介したやり方以外にもいろいろとやり方はあると思うので、自分なりに色々と工夫してみてくださいね。

二次試験を受験するなら技術士講座を受講するのも効率的でおすすめですよ。
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