【国家資格】技術士とはどのような資格か解説します!

コラム

知り合いが技術士という国家資格を取ったらしいんだけど、技術士ってなに?

それでは技術士について解説していきますね

 

<このページの概要>

・技術士について解説します

・これから技術士を取得しようとする人向けの内容です

・技術士とは何か、難易度、年収、技術士になる方法がわかります

技術士とは?

技術士とは、科学技術に関する専門知識・応用能力・実務経験をもち、更に高いコミュニケーション能力や倫理観などの優れた能力を持つことを国から認定された技術者のことです。

技術士は、科学技術の応用面に関わる技術者にとって最も権威のある最高位の国家資格とされています。

技術士法では技術士を以下のように規定しています。

技術士法第32条第1項の登録を受け、技術士の名称を用いて、 科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、 設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者

引用:技術士法 第2条 第1項

 

技術士は技術系で最高ランクの国家資格です

技術士は国家資格

技術士は文部科学省が認定する国家資格となっています。

他の国家資格である「弁護士」「弁理士」「医師」「公認会計士」と合わせて5大国家資格と呼ばれたりします。

 

資格名称資格試験所轄省庁
弁護士司法試験  法務省  
弁理士弁理士試験特許庁
医師医師国家試験厚生労働省
 公認会計士   公認会計士試験  金融庁
技術士技術士試験文部科学省

 

一方で、医師や弁護士と異なり業務独占の国家資格ではなく名称独占の国家資格となっています。

技術士として登録しなければ技術士の名称を用いることは出来ませんが、技術士でなければ出来ない業務というものはありません。

※一部の部門では実質的に業務独占となっているケースもあります

技術士の部門

科学技術が活用されている分野は建設や機械、農業、化学など多岐にわたり、必要とされる専門知識もそれぞれ異なります。

ひとくちに科学技術と言ってもその種類は様々で、多岐に渡る分野を全てカバーするほどの専門知識や応用能力を1人の技術者が身に着けることは現実的には不可能です。

そのため、技術士は以下の21部門に分かれており分野別に住み分けがされています。

そして、技術士は自分がどの部門に該当する技術士なのかを表示することを法律で義務付けられています。(※第44条 名称表示の場合の義務)

 

機械部門船舶・海洋部門航空・宇宙部門電気電子部門
化学部門繊維部門金属部門資源工学部門
建設部門上下水道部門衛生工学部門農業部門
森林部門水産部門経営工学部門情報工学部門
応用理学部門生物工学部門環境部門原子力・放射線部門
総合技術管理部門

技術士の年収

技術士を含めて、様々な職業の年収は厚生労働省が発行する賃金構造基本統計調査(2019年度)で公開されています。

それによると、直近2019年(令和元年)の技術士の全国平均年収は男性は632.3万円、女性は542.9万円となっています。

職種性別平均年齢平均勤続年数平均年収
技術士男性46.6歳14年632.3万円
技術士女性39.8歳8.8年542.9万円
引用:賃金構造基本統計調査(厚生労働省) 2019年

 

一方、日本の労働者の平均年収は国税庁が発行する民間給与実態統計調査で公開されています。

技術士の年収データと比較するために同じ年である2019年(令和元年)のデータによると、 給与所得者の全国平均年収は男性は539.7万円、女性は295.5万円となっています。

職種性別平均年齢平均勤続年数平均年収
給与所得者男性46.7歳13.9年539.7万円
給与所得者女性46.7歳10.7年295.5万円
引用:民間給与実態統計調査(国税庁)

 

給与所得者全体よりもやや高い水準となっています

技術士になるには

技術士になるためには、①実務経験をつみ、②技術士試験に合格し、③技術士として登録を行う、というステップを踏む必要があります。

技術士試験は一次試験と二次試験があり、概ね以下のような内容になっています。

 

<一次試験>

受験資格:特になし

試験内容:筆記試験(マークシートによる択一方式)

合格率 :43.7%(令和2年度) ※申込者数ではなく受験者数に対する合格率

 

<二次試験>

受験資格:①②の条件を満たしていること
     ①一次試験に合格している、
      もしくは日本技術者教育認定機構(JABEE)認定コースを終了している
     ②4~7年を超える実務経験を有している

試験内容:筆記試験(原稿用紙複数枚による論述方式)

     口頭試験

合格率 :11.9%(令和2年度) ※申込者数ではなく受験者数に対する合格率

 

詳細な試験内容は日本技術士会のホームページでご確認ください。

 

試験を受けるためには実務経験が必要なんだね

技術士試験の難易度

技術士試験の難易度は非常に高いといえます。

一概に合格率だけで論じるものではありませんが、二次試験の合格率が約10%程度であることからどのくらい難しいかはイメージ出来るかもしれません。

特に、二次試験は東京大学を卒業するような高学歴の方でも合格率は約26%と、非常に難しい試験となっています。

 

出身大学別の合格率はこちらの記事でまとめていますので参考にしてください。

 

技術士試験の難しさは「二次試験 筆記試験の論述問題」にあります。

この試験は「1+1=2」というような明確な答えがあるものではありません。

提起された問題に対して無数に存在する答えを選択し、自分がどのように考えてその答えを選んだかが分かるような回答を求められます。

単純に科学技術に関する専門知識を問われるだけでなく、例えばこのようなシチュエーションの場合自分だったらどのように取り組むといった論理的な思考力が試されます。

 

単純に知識を暗記していくような勉強ではなく、自分の論理的思考力を鍛えるような勉強をしていく必要があります。

 

論理的思考力が試される試験ということですね

技術士試験の勉強方法

高い難易度を誇る技術士試験ですが、もともと論理的な思考ができ、説明も得意だというタイプの方は意外とあっさり合格出来たりします。

もしくは、職場の上司や取引先の人が説明を求めてくるタイプで、一緒に仕事をしているうちに自分の論理的思考力と説明能力が鍛えられているというようなケースも試験では有利かと思います。

そのような場合には、ネットで無料で公開されているような対策情報を読むというような独学での勉強で充分に合格できると思います。

当サイトでも以下の記事で対策情報をまとめていますので参考にしてみてください。

 

どのような職場にいるかによって大きく変わりそうだね

 

しかし、普段そのような環境にいないという方は、独学で合格を目指すというのはなかなか難しいと思います。

なぜなら、試験合格には論理的思考力が必要になりますが、この力はネットで対策情報を見たり対策本を読むだけではなかなか鍛えられないものだからです。

実際に自分で論文を書き、それを第三者の視点から指摘してもらわなければ論理的思考力は鍛えられません。

 

そこで有効なのが、プロの講座です。

現在では色々なサービスがあり、技術士試験対策講座の添削サービスというものが数多くあります。

自分が書いた論文に対して添削をしてくれますので、それに沿って論文を修正していけば自然と論理的思考力が身についてきます。

そのような講座を活用して勉強を行えば、結構あっさりと合格できるはずです。

 

インターネットで「技術士 講座」などと検索すれば色々な講座が出てきます。

これまでは技術士試験講座を受講するためには何十万円も掛かったりと高い費用が必要でしたが、最近では数万円程度の高いコストパフォーマンスをもった講座も出てきています。

講座に掛かる費用は投資と考え、受講してみるのが良いかと思います。

どの講座を選べば良いか分からない場合は以下の記事を参考にしてください。

 

私はコスパを重視してスタンディングアガルートアカデミーをお勧めしています

 

まとめ

このページでは技術士について解説しました。

技術士は文部科学省によって認定される国家資格で、技術系では最高峰の国家資格とされています。

肩書と高めの年収が期待できますが、試験の難易度は非常に高いです。

4~7年の実務経験に加えて技術士試験に合格する必要があり、中でも論述問題がある二次試験の筆記試験は高学歴の方でも合格率25%と難しい試験です。

試験に合格するためには論理的思考力が必要であり、論理的思考力を鍛えるためには自分の書いた論文を第三者に見てもらうという勉強を行う必要があります。

独学でも不可能ではないですが、現実的には講座を受講するのが良いかと思います。

 

<このページのポイント!>

・技術士とは文部科学省が認定する国家資格である。

・高めの年収が期待できるが、その分難易度は高い。

・技術士になるためには講座を受講することが現実的である。

 

技術士が増え、多くの方に認知されるようになることを願います。

 

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