- 技術士試験はどんな流れで実施されるの?
- 受験資格はいるの?いらないの?
- いつごろまでに願書だせばいいの?
技術士試験は科学技術系最難関の国家資格ということもあり、試験の流れや受験資格が結構複雑です。

めんどくさっ、やっぱ受験するのやめようかな
試験の流れが分かりにくいと、受験する前の段階でこう思ってしまいますよね。
しかし、試験の流れや受験資格が複雑ということで受験をやめるのはもったいないことです。

技術士の人数を増やしたい私としても、なんとか受験までこぎつけてもらいたいです
ということで、本記事では技術士試験の全体的な流れと受験資格について分かりやすくまとめました。
意外と難しくないので、サクッと読んでみてくださいね。
技術士試験は「一次試験 ⇒ 二次試験」の順番で行われる。
一次試験の受験資格:特になし、小学生でも受験可能
二次試験の受験資格:一次試験に合格+4~7年を超える実務経験があること
※一次試験が免除される条件あり
技術士になるまでの流れはこちらからジャンプ!
技術士試験の受験資格はこちらからジャンプ!
技術士について

まずは技術士について全体的なことを説明します。
技術士とは?
技術士は文部科学省が認定する国家資格です。
「弁護士」「弁理士」「医師」「公認会計士」などの他の関係省庁が認定した国家資格と合わせて、
5大国家資格と呼ばれたりします。
技術士のメリット
『技術士』は科学技術系で最高峰の国家資格とされており、取得すると様々なメリットが得られます。
- 信頼と評価が得られる
- 収入が増える可能性がある
- 人脈が広がる
- 他の国家資格を取得する際に有利になる
- 試験を通じて実力が高まる
- 建設部門では建設コンサルタントや地質調査業者に登録できる(実質的な独占業務)
技術士を取得することのメリットはこちらで詳しく解説しています。
技術士の難易度
一方で、『技術士』は科学技術系で最難関の国家資格ともされており、試験の難易度は非常に高いです。
- 国家資格の中でも最難関レベル
- 中小企業診断士や一級建築士より難しい
- でも弁護士や医師よりはやや簡単
技術士の部門一覧
技術士は科学技術に関する資格ですから、その範囲は非常に幅広いです。
世の中にある多数の分野をカバー出来るよう、技術士は専門分野ごとに21の部門に分けられています。
技術士試験を受験する際には、自分がどの部門に該当するか考え受験部門を選ぶ必要があります。
- 機械部門
- 船舶・海洋部門
- 航空・宇宙部門
- 電気電子部門
- 化学部門
- 繊維部門
- 金属部門
- 資源工学部門
- 建設部門
- 上下水道部門
- 衛生工学部門
- 農業部門
- 森林部門
- 水産部門
- 経営工学部門
- 情報工学部門
- 応用理学部門
- 生物工学部門
- 環境部門
- 原子力・放射線部門
- 総合技術監理部門
技術士になるまでの流れ

それでは、本題の技術士になるまでの流れと受験資格について説明していきます。
まずは技術士になるまでの流れを説明します。
試験の流れと日程
技術士になろうと思い立ってから技術士になるまでの全体的な流れがこちらになります。

※二次試験合格発表から2ヶ月くらいは登録申請が込み合いますので、4週間くらい掛かる場合もあります。
毎年大体これくらいの日程で試験が行われます。
実際の試験日程については日本技術士会のホームページをご確認ください。
一次試験の概要
技術士一次試験の概要は以下になります。
受験資格
特にありません。誰でも受験可能です。
受験料
技術士一次試験の受験料は\11,000-(非課税)です。
試験会場が遠方の方はこれに加えて交通費が掛かります。
試験会場
技術士一次試験は次の都道府県で開催されます。
- 北海道
- 宮城県
- 東京都
- 神奈川県
- 新潟県
- 石川県
- 愛知県
- 大阪府
- 広島県
- 香川県
- 福岡県
- 沖縄県
試験内容
技術士一次試験は筆記試験です。
基礎科目・適性科目・専門科目の3科目があります。
いずれも5肢択一式(マークシート方式)で実施されます。
二次試験の概要
技術士二次試験の概要は以下になります。
受験資格
技術士二次試験は以下のふたつの条件を両方とも満たしている必要があります。
受験料
技術士一次試験の受験料は\14,000-(非課税)です。
試験会場が遠方の方はこれに加えて交通費が掛かります。
受験場所
技術士二次試験は筆記試験と口頭試験で受験場所が異なります。
技術士二次試験の筆記試験及び口頭試験は次の都道府県で開催されます。
- 北海道
- 宮城県
- 東京都
- 神奈川県
- 新潟県
- 石川県
- 愛知県
- 大阪府
- 広島県
- 香川県
- 福岡県
- 沖縄県
- 東京都のみ
試験内容
技術士二次試験は筆記試験と口頭試験です。
筆記試験は必須科目・専門科目があり、合計で4問出題されます。
いずれも論述問題で実施されます。
試験に合格したら登録しよう
二次試験に合格したら晴れて技術士となる資格が得られます。
ここで注意点がひとつ。
試験に合格するだけでは『技術士』と名乗れません。
『技術士』と名乗るためには日本技術士会に技術士として登録する必要があります。
登録の仕方は日本技術士会のホームページに記載されていますので、そちらを参照してくださいね。
ちなみに登録料は手数料込みで¥36,500-です。
まとめ
技術士になるまでの流れと受験資格をまとめました。
大まかな流れは以下の通りです。

技術士試験は「一次試験 ⇒ 二次試験」の順番で行われる。
一次試験の受験資格:特になし、小学生でも受験可能
二次試験の受験資格:一次試験に合格+4~7年を超える実務経験があること
※一次試験が免除される条件あり
技術士になるまでの流れと受験資格が分かったら、次は勉強の流れも確認してみましょう!
こちらの記事で合格のために勉強するべきことをまとめています。
技術士試験合格までのロードマップ【完全ガイド】
最短年数で技術士になりたいなら技術士講座を活用するのがおすすめです。
【技術士講座】二次試験対策講座おすすめランキングTOP6【添削付き講座を徹底比較】

技術士取得までの道のりは長いので、計画的に勉強しましょう
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