- 技術士二次試験の合格率を知りたい
- 年度ごとの合格率だけでなく、推移を知りたい
- 部門ごとの合格率の推移を知りたい
- 技術士会の統計情報からじゃ比較しにくい
技術士試験を受験しようとする方なら、試験の合格率は気になるところですよね?
技術士試験の合格率は日本技術士会のホームページに統計情報の中で公開されていますので、これを見る方は多いと思います。
しかし、日本技術士会で公開しているのは数字が羅列されているだけの生データに近く、しかも年度ごとに別ファイルなので合格率の推移を見ようとすると不便なんですよね。
そこで、本記事では日本技術士会が公開しているデータを整理し、部門ごとに合格率の推移が見やすいようにまとめました。
なお、ここで記載する合格率は受験者数に対する合格率です。申込者に対する合格率とは異なりますので、ご注意ください。
また、二次試験は筆記試験と口頭試験で構成されていますが、このページで紹介するのは筆記試験と口頭試験両方合わせたトータルの合格率です。
二次試験の口頭試験のみの合格率を知りたい方はこちらの記事にまとめていますので参考にしてみてください。
⇒技術士二次試験 口頭試験の合格率推移一覧
- 令和5年度の二次試験合格率は11.8%(全部門)でした
- 昨年度(令和4年度)の一次試験合格率は11.7%(全部門)であり、今年度も同程度の水準でした
- 2019年の試験改正から合格率が一段低くなっており、難易度が高くなった様子が伺えます
技術士二次試験の合格率と受験者数の推移
各部門の技術士二次試験の受験者数と合格率の推移は以下の通りです。
- 日本技術士会の公開している統計情報データを引用してグラフを作成しています。
- 過去11年分の受験者数と合格率を記載しています。
- 合格率は「申込者数」ではなく「受験者数」に対する「合格者数」で算出しています。
「申込者数」ベースで合格率を算出する場合はグラフよりも合格率は低くなります。 - 2013年と2019年(令和元年)に試験改正が行われています。
全部門合計

機械部門

船舶・海洋部門

航空・宇宙部門

電気電子部門

化学部門

繊維部門

金属部門

資源工学部門

建設部門

上下水道部門

衛生工学部門

農業部門

森林部門

水産部門

経営工学部門

情報工学部門

応用理学部門

生物工学部門

環境部門

原子力・放射線部門

総合技術監理部門

技術士二次試験の合格率の推移をまとめた結果
技術士二次試験の合格率は結構低い
技術士二次試験の合格率の推移をまとめました。
総じて合格率が低いですね。
特に最近はどの部門も10%前半の合格率で、中には10%を下回っている部門もあります。
しかも、一次試験に合格した(もしくは一次試験を免除される条件を満たした)かつ十分な実務経験を積んだ人を集めてこの合格率です。
いわばプロの技術者が集まっても10人に1人合格できるかどうかですから、
技術士試験の難易度の高さが分かるかと思います。
なお、技術士試験の難易度はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒技術士試験の難易度は?資格の偏差値ランキングも紹介!
技術士二次試験は独学での合格は難しい
一次試験は参考書を買えば独学でも十分合格が狙えますが、
二次試験は正直なところ独学では厳しいと言わざるを得ません。
本サイトでも様々な情報を発信していますが、その記事を読むだけでは不十分かと思います。
というのも、記事を読むことで対策方法を頭では理解できたとしても、それを実際に実践できているとは限らないからです。
必ず実践できているかのチェックが必要になるわけですね。
しかし、自分の回答論文を客観的にチェックするのはなかなか難しいです。
正しくチェックするためには第三者の目が必要になるというのが、独学での合格は厳しいという理由です。
技術士二次試験に合格する方法
技術士試験に合格するためには、必ず自分以外の第三者に回答論文の添削をしてもらうようにしましょう。
協力してもらえる先輩技術士がいればその方に、そうでなければ添削サービス付きの二次試験対策講座を活用するようにするのが合格への近道です。
どの技術士試験講座を選べば良いかわからないという方は「アガルートアカデミー」「スタディング」「SAT」のどれかを選べば問題ありません。
この3つの講座がコストパフォーマンスに優れているので、あとは自分が講座品質と受講料のどこに重きをおくかで選べば良いです。
まとめ
二次試験の合格率の推移をまとめました。
二次試験は全体的に10%~20%程度の合格率となっています。
しかも一次試験を合格した人のみが受験してこの合格率ですから、かなりの難関です。
がむしゃらに勉強するだけでは合格は難しく、合格するためには正しい情報をもとに入念に準備する必要があります。当サイトでも色々と情報を発信していますので、参考にしてみてください。
仕事や家庭に忙しくて時間がないという方は技術士試験対策講座を受講することもおすすめです!
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