- 技術士二次試験の合格率を知りたい
- 年度ごとの合格率だけでなく、推移を知りたい
- 部門ごとの合格率の推移を知りたい
- 技術士会の統計情報からじゃ比較しにくい
技術士試験を受験しようとする方なら、試験の合格率は気になるところですよね?
技術士試験の合格率は日本技術士会のホームページに統計情報の中で公開されていますので、これを見る方は多いと思います。
しかし、日本技術士会で公開しているのは数字が羅列されているだけの生データに近く、しかも年度ごとに別ファイルなので合格率の推移を見ようとすると不便なんですよね。
そこで、本記事では日本技術士会が公開しているデータを整理し、部門ごとに合格率の推移が見やすいようにまとめました。
なお、ここで記載する合格率は受験者数に対する合格率です。申込者に対する合格率とは異なりますので、ご注意ください。
合格率所見
- 令和5年度の一次試験合格率は39.7%(全部門)でした
- 昨年度(令和4年度)の一次試験合格率は42.1%(全部門)でしたが、今年度はそれよりも低い水準でした
- 2013年の試験改正後から徐々に合格率が下がっている傾向にあり、難易度が高くなっている様子が伺えます
技術士試験の難易度についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒技術士試験の難易度は?資格の偏差値ランキングも紹介!
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技術士一次試験の合格率推移
各部門の技術士一次試験の受験者数と合格率の推移は以下の通りです。
グラフ作成条件
- 日本技術士会の公開している統計情報データを引用してグラフを作成しています。
- 過去10年分の受験者数と合格率を記載しています。
- 合格率は「申込者数」ではなく「受験者数」に対する「合格者数」で算出しています。
「申込者数」ベースで合格率を算出する場合はグラフよりも合格率は低くなります。
- 2013年に試験改正が行われています。
全部門合計
機械部門
船舶・海洋部門
航空・宇宙部門
電気電子部門
化学部門
繊維部門
金属部門
資源工学部門
建設部門
上下水道部門
衛生工学部門
農業部門
森林部門
水産部門
経営工学部門
情報工学部門
応用理学部門
生物工学部門
環境部門
原子力・放射線部門
まとめ
一次試験の合格率の推移をまとめました。
一次試験は全体的に40%~50%程度の合格率となっています。
また、最近は合格率が低くなっている傾向があるようで、試験自体が難化している様子が見えますね。
過去問に軽く目を通しましたが、単なる暗記だけでなく思考力も求められてきているような気がしましたね。
しかし、きっちりと勉強しておけば十分合格を狙える範囲という印象です。
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