危険物取扱者の難易度は?甲種・乙種・丙種一番難しいのは甲種!

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危険物が取り扱い可能になるため工場やガソリンスタンドなどで重宝される「危険物取扱者」。

危険物取扱者には甲種・乙種・丙種の3種類がありますが、どれが一番難しいのか名前だけではわかりにくいです。

そこで、本記事では危険物取扱者の種類と各種の難易度について詳しく説明します。

難易度レベル偏差値合格率
甲種危険物取扱者普通(大卒レベル)5530~40%
乙種危険物取扱者(第4類)簡単(高卒レベル)4830~40%
乙種危険物取扱者(第4類以外)簡単(高卒レベル)4660~70%
丙種危険物取扱者簡単(高校生レベル)4345~55%
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危険物取扱者とは?

危険物取扱者とは、その名の通り危険物を取り扱う際に必要になる国家資格です。

危険物取扱者は甲種・乙種・丙種の3つに分けられていて、それぞれ扱うことが出来る危険物が異なります。

甲種危険物取扱者乙種危険物取扱者丙種危険物取扱者
扱える危険物第1類~第6類
すべて
第1類~第6類のうち
試験に合格した類のみ
第4類のうち
限られた危険物のみ
無資格者への立会い可能可能不可能
試験の難易度普通
(大卒程度)
簡単
(高卒程度)
簡単
(高校生程度)
危険物取扱者の種類

甲種の難易度が一番高く、乙種、丙種の順に難易度が低くなります。

一番難易度の高い甲種は第1類から第6類まですべての危険物を扱うことが出来ます。

一方、難易度の低い乙種、更に難易度の低い丙種と、難易度が低くなるほど取り扱うことが出来る危険物の種類は少なくなっていきます。

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甲種危険物取扱者

第1類から第6類まですべての危険物を取り扱うことができます。

また、危険物を取り扱う際の立会いを行うことも可能で、例えば「危険物取扱者甲種」を持っている人が立ち会っていれば無資格者でも危険物が扱うことができます。

すべての危険物が扱えるというだけあって難易度は一番高く、「危険物乙種を取得している」などの受験資格も必要です。

乙種危険物取扱者

第1類から第6類の危険物のうち、試験に合格した類の危険物を取り扱うことができます。

また、甲種と同様に試験に合格した類の危険物を取り扱う際の立会いを行うことも可能です。

乙種は自分が試験に合格した類の危険物だけを取り扱えるので、それを表現するために「乙種第〇類危険物取扱者」などと表現します。

A太郎
A太郎

省略して「危険物乙4」「乙4」などと言ったりもしますね。

丙種危険物取扱者

丙種は難易度が低い代わりにかなり用途が限定された資格です。

危険物のうち「第4類のうち特定の危険物(ガソリン、軽油、灯油など)」のみを扱うことができます。

また、危険物取扱の立会いを行うことはできず、丙種危険物取扱者がいても無資格者が危険物の取り扱いをすることはできません。

A太郎
A太郎

「丙種危険物取扱者」は、資格を取得した本人しか作業をしてはいけないということです。

甲種危険物取扱者の難易度

甲種危険物取扱者の難易度は「普通」レベルです。

難易度偏差値合格率
普通5530~40%

ただ、当サイトでは弁理士や技術士のような非常に難しい国家資格を「難関」レベルに位置付けているので、「普通」レベルでも結構難しかったりします。

大学で化学を専攻した人でも半分くらい落ちてしまうような合格率なので、決して簡単とは言いません。

しかし、大学で理系学部を卒業した人がしっかり勉強すれば合格することはできます。

膨大な勉強が必要なほど難しすぎず、かといって簡単でもない資格なので、自分のスキルアップには最適な国家資格だと考えます。

甲種危険物取扱者試験ではこのような問題が出題されます。

不純物を含む炭化カルシウム100gに多量の水を加えて発生させたアセチレンガスの量は、標準状態(0℃、1気圧(1.013×10^5Pa))で30Lであった。この炭化カルシウムの純度として最も近いものは、次のうちどれか。
但し、原子量はCa=40、H=1、C=12とする。

1.30%
2.64%
3.70%
4.81%
5.86%

丙種危険物取扱試験 過去に出題された問題

なかなか難しいですよね。

大学生時代の勉強する頭にならないと、なかなか解くのは難しいです。

乙種危険物取扱者の難易度

乙種危険物取扱者の難易度は簡単レベルです。

難易度偏差値合格率
簡単46~4830~40%(第4類)
60~70%(第4類以外)

概ね高校卒業程度の知識があれば合格が狙える試験です。

ただし、高校卒業から大分時間が経っているような場合には注意が必要です。物理や化学といった普段使わないような知識が求められるので、忘れてしまったという場合にはしっかり勉強しておきましょう。

乙種危険物取扱者試験ではこのような問題が出題されます。

プロパン(C3H8)88gに含まれる炭素原子の物質量[mol]として、次のうち正しいものはどれか。
ただし、Cの原子量を12、Hの原子量を1とする。

1.3mol
2.6mol
3.8mol
4.12mol
5.88mol

丙種危険物取扱試験 過去に出題された問題

一応高校レベルの問題なのですが、もうすっかり忘れてしまったという人も多いのではないでしょうか。

丙種危険物取扱者の難易度

丙種危険物取扱者の難易度は簡単レベルです。

難易度偏差値合格率
簡単4345~55%

概ね高校生程度の知識があれば合格が狙える試験です。

ただし、高校卒業から大分時間が経っているような場合には注意が必要です。物理や化学といった普段使わないような知識が求められるので、忘れてしまったという場合にはしっかり勉強しておきましょう。

丙種危険物取扱者試験ではこのような問題が出題されます。

法に定める第4類の危険物でないものは、次のうちどれか。

1.ガソリン
2.灯油
3.固形アルコール
4.ギヤー油

丙種危険物取扱試験 過去に出題された問題

これくらいならちょっと勉強して覚えればなんとかなるという人が多いのではないでしょうか。

まとめ

本記事では危険物取扱者試験の難易度について解説しました。

危険物取扱者試験の難易度は種類によってわかれており、それぞれ以下のようになっています。

難易度レベル偏差値合格率
甲種危険物取扱者普通(大卒レベル)5530~40%
乙種危険物取扱者(第4類)簡単(高卒レベル)4830~40%
乙種危険物取扱者(第4類以外)簡単(高卒レベル)4660~70%
丙種危険物取扱者簡単(高校生レベル)4345~55%

甲種危険物取扱者についても簡単に取れるとは言いませんが、しっかり勉強すれば決して無理な資格ではありません。

当サイトでも色々と情報発信していますので、参考にしてみてください。

当サイトがあなたの資格取得に役立てば幸いです。

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