ITや情報処理に関する基礎知識やスキルがあることを証明する国家資格である。「ITパスポート」。
ITの普及とともに人気が急上昇しており、性別・年齢にかかわらず自分の価値向上におすすめの国家資格です。
本記事では、そんな「ITパスポート」に関する情報をまとめました。
ITパスポートの資格取得に関心のある方や、情報処理技術者試験を理解したい方はぜひ参考にしてください。
ITパスポート試験とは
ITパスポート試験とは、ITや情報処理に関する知識や技能を問う国家試験のひとつです。
経済産業省が実施する「情報処理技術者試験」のうち、「ITパスポート試験」は最も初歩的な入門クラスに位置付けられています。
ITパスポートは人気急上昇中の国家資格
ITパスポート試験はITの普及とともに受験者数が増加しています。
特に、コロナ禍でオンライン会議やクラウドでの勤怠管理システムなどのIT技術が急激に普及した際には人気が急上昇しています。
令和3年度以降は受験者数が21万人を超えており、5年前の約3倍になっています。
今後もますますITは進化していくでしょうから、ITパスポートの受験者数も継続して伸び続けるでしょう。
ITパスポートを取得するメリット
ITパスポートの資格を取得することで以下のようなメリットが受けられます。
ITパスポート試験
試験の概要
ITパスポート試験は、ITパスポートの資格を取得するための試験です。
試験はITに関する内容はもちろん、経営戦略などの経営に関する内容などについても出題されます。
出題分野 | 出題内容 |
---|---|
ストラテジ系(経営全般) | 企業と法務 経営戦略 システム戦略 |
マネジメント系(IT管理) | 開発技術 プロジェクトマネジメント サービスマネジメント |
テクノロジ系(IT技術) | 基礎理論 コンピュータシステム 技術要素 |
試験内容はIT関連に限らず、経営戦略などビジネスに係る内容も出題されるのが特徴的ですね。
受験資格
ITパスポート試験を受験するための資格要件は特にありません。
誰でもITパスポート試験を受験することが可能です。
試験の難易度
ITパスポート試験の難易度レベルは「簡単」です。
実際、ITパスポート試験の合格率は47%~58%程度であり、2人に1人は合格しています。
難易度レベル | 偏差値 | 合格率 | |
---|---|---|---|
ITパスポート | 簡単 | 45 | 47%~58% |
とはいえ、試験では専門的な知識や業務に関する問題が出題されるため十分な準備と勉強は必要です。
まったく勉強しなかったり、がむしゃらに勉強しただけという場合には不合格となってしまうでしょう。
ITパスポート試験のよくある質問
ITパスポート試験に関するよくある質問についてご紹介します。
- QITパスポート試験はどのような試験ですか?
- A
ITパスポート試験は、ITパスポートの資格を取得するための試験です。
ITパスポートを取得することで、ITに関する基礎的な知識や技能があることを証明できます。
- QITパスポート試験はどこで受験できますか?
- A
ITパスポート試験は全国の様々な場所、日時で受験することができます。
試験の実施情報や受験申込みに関する詳細は情報処理推進機構公式サイトの案内をご確認ください。
ITパスポート試験の開催案内はこちら
- QITパスポート試験の難易度はどの程度ですか?
- A
ITパスポート試験の難易度は「簡単」程度とされています。ただし、試験ではIT技術に関する知識やビジネスに関する知識の理解が求められますので、合格するためには十分な勉強と準備が必要です。
- QITパスポート試験は何回まで受験できますか?
- A
ITパスポート者試験は受験回数に制限がありません。何度でも受験することができます。合格できなかった場合は、再度試験を受けることで資格取得のチャンスがあります。
- QITパスポート試験の受験料はどのくらいかかりますか?
- A
ITパスポート試験の受験料は7,500円(税込)です。
まとめ
本記事ではITパスポートについて解説しました。
ITパスポートはIT系資格の基本的な知識や技能を証明できる国家資格です。
今後もITは成長を続け、それとともにITパスポートなどのIT系資格は人気も伸び続けるでしょう。
そのため、ITパスポートはIT系技術者としてのキャリアアップの第一歩としておすすめの国家資格です。
興味があれば、ぜひITパスポート試験にチャレンジしてみてくださいね。