技術士とは科学技術系の国家資格のひとつで、高度な専門知識を持ち技術的な業務を担当する人材のことを指します。技術士になるには専門知識や業務経験を証明するための技術士試験に合格する必要があります。
技術士試験の難易度は非常に高く合格率も10%前後と低いことから、合格するためには相当な勉強が必要です。また、多くの場合には仕事をしながらの受験になるため、仕事と勉強を両立しなければならないという方も多いでしょう。
そんな技術士試験に挑戦する方々を応援するために、本記事では技術士受験生が効果的に勉強を進めるための方法について紹介します。
技術士試験に合格するための勉強方法
1.目標を明確にする
技術士試験は非常に難易度が高いですから、「絶対合格するぞ!」という高いモチベーションが欠かせません。
そこで、あなたが技術士になって実現したいこと=目標を明確にしましょう。
「技術士になるのが目標」ではなく、
「なぜ技術士になるのか」を明確にするのがポイントです。
- 技術士になって、年収を上げる
- 技術士になって、よりレベルの高い業務をする
- 技術士になって、より良い条件で働ける職場に転職する
- 技術士になって、同じ志を持った技術士仲間と知り合う
あなたが目指すものが何かを明確にすることで、勉強へのモチベーションがアップします。
2.スケジュールを作成する
技術士試験は一次試験と二次試験があり、合格するまで基本的に2年掛かります。
※JABEE認定教育課程修了者などで一次試験が免除される方は除く
長期間の試験スケジュールになりますので、試験までの期間を明確にし、それに基づいてスケジュールを作成することが重要です。
スケジュールを作成することで、やるべきことが明確になり、無駄な時間を費やすことが少なくなります。

自分自身のスケジュールを考慮した上で、効率的な学習計画を立てましょう。
3.過去問を解く
過去問はその名の通り過去に実際に出題された問題ですから、過去問を解くことによって問題形式や出題傾向を把握することができます。
過去問を解くことで、合格するためにはどのような知識が必要なのかなどの重要ポイントが見えてきます。
また、過去問を解くことによって自分自身の欠点や改善点を見つけることができます。自分のことは意外と見えていないもので、実際に過去問を解いてみると「実はこの分野のことをあまり知らなかった」なんていうこともよくあります。
過去問を解いて分からなかった用語(キーワード)を勉強するということを繰り返していきましょう。
そして、勉強したことは定期的に振り返り、自分なりに学習した知識を整理してみましょう。
学習した知識を整理することは、理解を深める上で非常に重要です
私の場合は1キーワードごとに知識を整理し、このようなファイルにまとめていつでも見れるようにしていました。

4. 周りの人に協力を仰ぐ
技術士試験は一人で勉強するのは非常に大変です。
出来れば先輩技術士に協力を仰ぎ、勉強方法などのアドバイスをもらうことで効率的な学習が可能となります。特に、二次試験の筆記試験は論文形式の試験ですから、技術士による添削を受けることはほぼ必須です。
身近なところに技術士がおらず添削が受けられない場合、技術士試験対策講座の受講も検討してみてください。
こちらの記事で色々な講座を紹介しているので参考にしてみてください。
⇒おすすめの技術士二次試験講座

また、同じ技術士試験の受験生と知り合うのもおすすめです。
勉強した知識や疑問点を共有することで、より深い理解ができます。
Twitterで探せばすぐに出てきますので、ぜひ探してみてください。
5. 試験当日の準備を万全にする
試験当日は、緊張や不安があるかもしれません。
そのため、試験当日の準備を事前に万全にしておくことが大切です。
試験会場の場所や時間、必要な持ち物などを確認し、余裕をもって会場に到着するようにしましょう。
6.合格に向けて継続的な努力を続ける
正直なところ、技術士試験は一度の受験では合格することは難しいです。
合格するまでには継続的な努力が必要となります。試験合格を目指して、一度挫折しても諦めずに再挑戦することも大切です。

一般的には4~5回くらい挑戦してようやく合格できる方が多いようです。
勉強時間が取れない場合はどうしたら良い?
受験生の中には仕事や家庭との両立が難しく、なかなか勉強時間がとれないという方もいるでしょう。今の時代、仕事や勉強を理由に家事や子育てを奥さんに押し付けるなんていうことは許されません。
そんな方には以下のアドバイスを送ります。
少しの時間でも勉強する習慣をつける
毎日10分でも勉強する習慣をつけることが大切です。
一日でも勉強をサボってしまうと、そのままずっと勉強しなくなってしまいます。
そのため、忙しい時でも勉強する習慣は崩さないよう気を付けましょう。
通勤時間や寝る前の時間など、僅かな時間で良いので自分のスケジュールに合わせて勉強時間を確保しましょう。
勉強方法を見直す
無駄な勉強時間を省き効率的に学習するためには、勉強方法を見直すことが必要です。
例えば、自分にあったテキストや問題集を選ぶことや、勉強時間を短くするよう集中して勉強することが挙げられます。

個人的にテレビを見ながらの勉強はおすすめしません。
技術士講座を活用する
いくら時間の使い方を工夫しても勉強時間の確保には限界があります。
短い勉強時間でも合格できる可能性を高めるために、技術士講座の活用も検討しましょう。
費用は掛かってしまいますが、やはり有料講座はプロの講師が作っていますので合格する可能性は独学よりも高まります。
勉強時間の確保が難しいという方にはスタディングがおすすめです。
通信講座のスタディングなら隙間時間を活用して勉強できるように教材が工夫されているので、勉強時間の確保が難しい方に適しています。
対面式講座のように決まった時間に皆で授業をするということはないので自分で勉強を進める必要がある点はネックですが、そこをクリアできればむしろ好きな時間に自分のペースで勉強できるという強みになります。
一般的な技術士講座の受講料は10万円くらいが相場ですが、スタディングは通信講座ですので受講料も6万円代と安くておすすめです。
応援アドバイスまとめ
以上が、技術士試験に挑戦する方々に対する応援のアドバイスです。
技術士試験は難易度が高く、合格するためのハードルが高い資格です。
しかし、適切な勉強方法や周りの協力を得ることで、合格することは十分に可能です。
技術士試験に関する勉強法はインターネットで検索すれば出てきますし、当サイトでも沢山解説しています。
自分に合う勉強方法を探して、技術士試験に挑戦していただきたいと思います。

技術士になるために頑張ってください。
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