基本情報技術者試験の合格率と受験者数を知りたい
年度ごとの合格率だけでなく、推移を知りたい
基本情報技術者試験を受験しようとする方なら、試験の合格率は気になるところですよね?
基本情報技術者試験の合格率は情報処理推進機構が統計資料として公開していますので、これを見る方は多いと思います。
しかし、情報処理推進機構で公開しているのは数字が羅列されているだけの生データに近い形なので、合格率の推移を見ようとすると不便なんですよね。
そこで、本記事では公開されているデータを整理し、合格率と受験者数の推移が見やすいようにまとめました。
なお、本記事でまとめた合格率は受験者数に対する合格率です。
申込者に対する合格率とは異なりますのでご注意ください。
※申込者に対する合格率よりは若干高い数字になっています。
それでは、さっそく合格率の推移を見ていきましょう。
基本情報技術者試験の合格率推移

基本情報技術者試験の合格率は基本的に22%~50%で推移しています。
令和1年度までは22%~27%の範囲で推移しているのに対して、令和2年度でグッと合格率が上昇し、その後また合格率が下がってきています。
この要因は令和2年度から試験方法がCBT方式となったためですね。
CBT方式とはComputer Based Testingの略で、コンピュータを用いた試験方式のことです。
受験者はコンピュータで表示された問題に対し、マウスやキーボードを使用して解答していきます。
あらかじめ決められた受験日に受験するのではなく、自分の好きな日にちを選んで受験することが出来るという特徴があります。
※但し、家庭のPCで受験はできず、受験会場まで赴く必要はあります。
試験方式がCBT方式になったことにより、「準備不足だけど、受験日が来たし受験せざるを得ない…」という受験者が減り、「準備が整ったから受験しよう!」という受験者が増えたのだと思います。
基本情報技術者試験の受験者数推移

基本情報技術者試験の受験者数は10万人前後で推移しています。
新型コロナが流行しだした令和2年度はさすがに受験者数が減りましたが、その後元の水準まで回復している様子を見せています。
ただ、令和3年度以降にITパスポートの受験者数が爆発的に増えたので、ITパスポートの次のステップにあたる基本情報技術者も数年のうちに急上昇するのではないかと考えられます。


ITパスポートの伸び率はすごいですね。新型コロナの流行によってIT業界が急激に伸びました。
まとめ
本記事では基本情報技術者試験の合格率と受験者数の推移をまとめました。
基本情報技術者試験の合格率は22%~50%で推移しています。
但し、令和2年度以降は試験方式がCBT方式に変わっており、試験方式変更後は変更前よりも合格率が高い状態となっています。
合格率をみると合格者は3人に1人程度の資格であり、ITパスポートほどよりは難しいですが依然簡単な部類の国家資格であると言えます。
とはいえ、専門知識が必要なためまったく勉強しなかったりがむしゃらに勉強するだけでは合格できない程度には難しい資格です。
合格するためには正しい情報をもとに適切に勉強する必要があります。
当サイトでも色々と情報を発信していますので参考にしてみてください。